転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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仕事への情熱もあったホテルの仕事を辞めてショールームへ転職した理由

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ホテルで働くのは子供の頃からの夢だった

わたしはサービス業の中でもホテルのフロントスタッフをしていました。

幼いころから念願の職業で、片田舎のホテルではありましたが地元に愛され人気のあるホテルに就職・就業できたことをとても誇りに思っていました。

好きで始めた仕事の上にやりたい職につけたので当初は不満も特になく仕事をしていました。

150室も無い小さなホテルだったため、雑務も事務もこなしていましたがそれもまた楽しくサービスを向上させることもできました。

本当にとても充実していたのです。

会社の方針と現場のズレが見え始め、熱意だけでカバーできなくなった

お客様にも顔を覚えてもらえ任せてもらえる業務も増えてきた頃、会社そのものの問題点に目が行くようになってきました。

お客様からの評価も良く行っている接客内容にも自信がありましたが、当然クレームや不満のお声もいただいていました。

ですが会社はその改善にはあまり積極的ではなく、『いかに売り上げを良くしていくか』ということばかりに気を取られていました。

もちろん会社なのですから利益を上げることは大切です。

ですがニーズに合っていないプランを作成したり、『どこそこの有名ホテルで使用しているから』という理由だけでアメニティの入れ替えをしてみたりと、時間とお金の使いどころがどこかずれていたのです。

正直、業務で使用するシステムはふた昔前くらいの旧式で、手作業と人力でほとんどの業務をこなしていました。

パソコンひとつをとっても、すぐスリープしてしまう旧式をこれでもかというほど使い込んでいました。

おかげで業務の効率化には限界があり、人件費ばかりかさんでいたのです。

幸い小さな会社のため、社長や会長とも距離が近く話す機会もあったため『利益を出す前に損失を見直しては』と提案をしたこともありましたが聞き入れてはもらえませんでした。

上席の方には上席の方なりに考えておられたこともあったのかもしれません。

ですがその考えについて現場は一切知らされておらず、『こうすればきっと良くなる』という卓上での話し合いのみで業務の方針などが決まっていく状況に怒りを通り越してあきれてしまったのです。

既存のプランと似通ったプランを作ってみたり、人手と時間が足らなくなるようなサービスを追加してみたりとついて行けないという思いが強くなりました。

おまけに田舎ならではの、古くからの名家が経営しているホテルだったため知識も経験も無い人が会社の指揮をとっていることに不満も募りました。

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それまではお給料の少なさも昇給や賞与が一切ないことも仕事の楽しさでカバーできていましたが、だんだん我慢できなくなっていったのです。

ホテルからショールームへ転職!今考えても転職は正解だと思う

このままこの職場にいても、会社の方針が改善されることは無いだろうと感じてから実際に仕事を辞めるまでは2年近くあったと思います。

私の中で、とても楽しい仕事を辞めたくない・せっかく顔を覚えていただいたお客様と疎遠になりたくないという思いが強くなかなか踏み出せなかったのです。

また人数もぎりぎりだったため辞めることも言い出しづらく、せめて人が増えて落ち着いて後輩に任せられるようになるまではと考えていました。

次の仕事もホテル関係が良かったのですが、なにぶん田舎のためホテルも少なくまた地元企業の中ではその時勤めていたホテルが一番待遇が良かったので最終的には転職先を決める前に退職してしまいました。

見つかるまで働き続けようとするには限界があったためです。

幸い有給休暇は一度も利用したことがなかったためたくさん残っていましたし、それを消化しながらゆっくり探せました。

ちなみに転職先もまた接客業ですがとある企業のショールームに就職したため、ホテルとは勝手が違いとても新鮮でした。

そして転職して改めて分かったのは、いかに勤めていたホテルの待遇が悪かったかということでした。

福利厚生も最低限でしたしお給料なども含め、とても厳しい条件の中で私は何年も勤務していたのだととても驚かされました。

井の中の蛙とはまた違いますが、狭い世界の中でいると感覚も鈍り当たり前ではないことを当たり前だと受け入れてしまうことがあるのです。

私が住む世界はその会社だけではないのだ、もっと広く世界を見るべきなのだととても勉強になった転職でした。

今ではホテルでの仕事も良い思い出になっています。

今でも頑張って勤め続けている同僚たちには尊敬の念を抱いています。

聞く限りでは会社の方針は一向に改善されていないようなので、私としては転職して正解だったなと感じています。

今後もきっとまた転職する機会があるかと思いますが、ひとつところに長く勤め続けることだけが全てではないのだと分かっただけでも、今後の自分の人生の大きな糧となりました。

次また何かの機会に職を変えるときは、前向きな気持ちで進んで行けそうです。

職を転々としすぎるのは考え物ですが、転職は悪いことではありません。

なんとなく後ろめたさを感じることもありますが、自分の人生をよりよくする一歩になるのだと考え今後は進んで行けそうです。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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