転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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栄転を断り退職!東証一部上場企業から中小商社へ転職した体験談

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退職しなかったのは東証一部上場企業に勤めているというプライドのため

私は大学卒業から11年間、自動車関係の東証一部上場企業に勤めていました。

現場での実習を終えてからは生産ラインの管理を行い、そこでの実績が認められお客様と直接やりとりをする部署へ配属、同時に新規プロジェクトにも携わっていました。

一見充実した社会人生活でしたが、11年間の中で本気で仕事を辞めたいと思った事が二度あります。

一度目はお世話になった先輩、上司が全員2年間のうちに栄転してしまい自分ひとりで今までの業務に加え新しく配属された上司への業務の説明や後輩の指導に当たらなくてはならなかったときです。

確かに今までにない程のやりがいはありましたが、心と体が思うようにリンクしていかず車を運転しているときや家についた瞬間などふとした時に無意識のうちに泣いてしまう事が多々ありました。

今思えば精神的にギリギリのところにいたのだと思います。

二度目は手隙の時間があまりに目立ち始めたときです。

後輩への指導がひと段落すると目の前にある今まで通りの自分の業務をこなすだけの毎日が始まりました。

本来であれば自分の業務だけをこなしていればよかったのかもしれませんが、一度目の理由の際に激務を経験しているだけにただひたすらに自分の業務をこなすだけの生活。

更には少しずつ活躍の場を広げる後輩の姿に焦りを感じ、自分の存在価値を見いだせなくなってしまったのです。

一度は激務により辞めたいと感じていた人間がその真反対にある暇すぎて辞めたいと感じるようになるとは、自分自身思いもよりませんでした。

しかしそんな惰性で送る業務の中でも退職する勇気が出なかったのは勤め先が上場企業だった事だと思います。

この会社を辞めたら他に行くところがない、これ以上良い条件の会社はない…そんな思いから抜け出す事ができなかったのです。

栄転である転勤を断らざるを得なくなり、予定外に退職することになった

入社9年目を迎えたある日、暇を持て余している私を見かねてか上司から呼び出しを受けました。

てっきり日ごろの業務に対する態度にお叱りを受けるのかと思っていたのですが、実際には新しいプロジェクトに参加してほしいという依頼でした。

暇を持て余していた私にはこれ以上にない吉報でしたので迷わず参加しました。

当たらしいプロジェクトでは今世間を賑わしている「働き方改革」に自社内で取り組むというものでした。

今までに経験したことのない分野でしたので知識不足な点も多々ありましたが自分達が試行錯誤する事で未来の職場がより良いものにすることができるチャンスだと感じとにかくがむしゃらに取組みました。

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そして2年後、プロジェクトの成果も出始めた頃そんな姿を評価してくださった役員から栄転のお話を頂いたのです。

まさか自分の社会人人生においてこんな光栄な事があるとは思っていなかった為、涙が出るほどうれしかったのですが、私にはどうしても地元を離れられない家庭の事情がありました。

ひとまずお話を保留にさせて頂き何度も何度も家族会議を行ったのですがやはり結果は変わらず、とても残念でしたがお断りをする事にしました。

当時私が勤めていた会社では転勤を断った者は退職するというのがしきたりでしたので、本当に志半ばな状態ではありましたが自分の意に反し退職を余儀なくされたのです。

それまで二度による大きな山を越えやっと掴みかけたチャンスをこんな形で逃してしまう事になるとは思いもよらなかった為、退職後しばらくは元同僚が心配して連絡をしてくれた際にも申し訳ないと思いつつどうしても電話に出る気にはなれませんでした。

そして退職から3年という月日が流れた今も自分の気持ちに正直に向き合ってみると、今更どうしようもないと知りつつも悔しい気持ちでいっぱいになります。

転職活動をするうちに会社の大きさで仕事を選ぶのは間違いだと気づいた

会社を退職してからはせっかくだししばらく余暇を楽しもうと思っていたのですが、いざ有休消化期間に入ってしまうと焦る気持ちが大きくなり

自宅でじっとしている訳にもいかず、毎日のようにハローワークへ通い、インターネットや求人情報誌で転職先を探す日々が始まりました。

転職先を探す際も初めのうちは母体の大きな会社ばかりに狙いを定めていたのですが、ふと自分自身の中に「会社が大きいからそれがどうしたっていうんだろう」という疑問が浮かんだのです。

確かに母体が大きく、福利厚生がしっかりとしている会社に入社できればこれ幸いですが肝心なのは会社の規模でもネームバリューでもなく入社後に自分がどのように働きたいのかという事なのだという事にようやく気が付いたのです。

そして自分なりに長所や短所を洗出し、自分に何ができるのかそして新しい職場でどんなスキルを身に着けたいのかを改めて考え直す期間を設けました。

そこで私が出した結論は高校時代に選考していた商業についてもう一度学びたいという想いでした。

従って商社や物流関係の会社に的を絞り、中小ではありますが商社に転職をする事ができました。

現在、勤続3年目になりましたが毎日が新しいことへの挑戦、前職では知りえなかった商流について学ぶ事ができ前向きな日々を送る事ができています。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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