転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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ヘルパーとしてグループホームに就職。休憩も取れない状況に退職を決意

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ヘルパーの資格を取得したことを活かして、グループホームに就職した

DV夫と別居し、東北のとある地に越してきた当時、子供は3歳と5歳でした。

わずかな貯金とアルバイトで生活をつないでいましたが、ヘルパーの資格を取得したことでより安定した仕事に就きたいと思い就職活動を始めました。

子育てと両立することが第一条件で家から近く、日曜祭日が休みであるグループホームの求人がちょうど目に留まり準社員として就職することができました。

初日のオリエンテーションでは「これからここでずっと働くんだ」という心構えで、スタッフや利用者さんとも、長い付き合いになる前提で接し、関係を築いて行こうという姿勢でいました。

就職して数週間で悔しくも親子でインフルエンザに罹患してしまいました。

その時、ホーム長から心配の言葉もなく迷惑だというニュアンスの言葉をかけられたことに違和感を覚えました。

私は願ってインフルエンザにかかったわけでもなく、申し訳なく思っていたので。

無理して利用者さんに感染させるわけにいかないのに、これではインフルエンザにかかっても出勤してくる職員もいるのではないかと、方針を疑いました。

この時が、長く勤めていけるかなと初めて不安に思ったことでした。

低賃金な上に賞与の額も少ない!モチベーションが上がることはなかった

そしてひとり親となって初めての就職でもらう給与、まだ貯金もあったし、この近辺でもらえる給与は似たり寄ったりの低賃金なので予想通りでした。

が、初めての賞与の時に「えっ」と感じることがありました。

それは賞与額が一ヶ月にも満たなかったことでした。

もらえるだけマシだと思ってという上司のスタンスから、勤続年数が長くなっても賞与は大差ないことが伺えて、また一つモチベーションが下がりました。

会社への不信はありましたが、自分自身の有資格者としてのプライドと、利用者さんへのサービス精神が仕事への姿勢を支えていました。

チームワークも良く、人間関係も円滑なコミュニケーションが取れていて、暖かいものがありました。

保育園の帰り、子供達を連れて職場に寄り利用者さんと遊んだりすることもありました。

そんな中、利用者さんが息を引き取りました。

家族は延命処置を望まず、このグループホームで看取って欲しいということでしたから、往診の先生に見てもらいながら状態観察やケアをスタッフ全員で交代で行いました。

それこそ家族のように親身にケアをしてきたスタッフたちは穏やかな最期に心救われながらも涙していました。

休憩と勤務時間の境目が曖昧で、昼休憩は利用者の介助をしながらだった

こんな風にスタッフが親身に仕事をすることは評価すべきことですが、その職場はそこを悪用しているように見えてきました。

実質的な休憩時間がなかったのです。

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お昼は家族同然だから利用者さんと同じものを一緒に食べることを強制され、昼食代として毎食何百円か徴収されていました。

利用者さんは認知症です。

進行していけば自力で食べることができなくなります。

利用者さんの高齢化に伴い要介護4・5という方も増えていきました。

そうなると食事の介助をしながら自分も昼食を食べることになるのです。

食事介助は仕事としてするものだと私は思っていましたが、自分の昼食時間に無料サービスで介助しているのかと、訳がわからなくなりました。

親身に働くスタッフを見るほど、正当な扱いをされていないように見え会社の姿勢に不信感と苛立ちを感じるようになりました。

社長に直訴したが取り合ってもらえず、人手不足を理由に改善されなかった

この曖昧さが日々重なりフラストレーションが蓄積され、辞めたいと思いましたが自分の”長く勤めたい”という信念もありまずは交渉してみようと行動に移しました。

まず上司に話しましたがどうにもならず、副社長という社長の奧さんにも話しましたが納得いかず、最終的に社長にこの疑問を直接ぶつけてみました。

残念ながら「準社員のくせに何を言ってるんだ」「人が足りないから仕方がないのだ」というのが反応でした。

職員の正当な休憩時間の必要性もわからない社長に、利用者さんや職員の権利が理解できるはずがありません。

内心失望し、辞めてもいいと腹がくくれましたが「私は長く働いていきたいからこそ話しているのだ」と食い下がりました。

労働基準監督署に通報し、会社に抜き打ち調査が入るようにした

が、一職員の力ではどうしようもないと感じて労働基準監督署へ。

やはり食事介助をしながら休憩時間とするのは不当だと判断され、職場調査に乗り出す方向になりました。

もちろんこのことは社長には私からも、労基署からも知らせません。

後日抜き打ち調査ということです。

更に、役所には虐待と疑わしいことがありそれを役所に報告していなかったことも匿名でタレコミました。

会社には新しい事業所を作る計画がありましたが、こんな人権侵害のまかり通る職場が増えては社会の迷惑です。

同時に専門学校を受験し合格が決まりしだい退職することを決めた

そんな働きかけをしていながら、私は専門学校への受験もしていました。

ダメもとだったのですが、合格通知を受けて退職することにしました。

するべきことをしていけば、自分の道が次につながっていく縁というものを感じました。

その後もスタッフとは連絡を取り合う仲で、私が退職した後にきちんと休憩が取れるようになったこと、虐待の件で役所の調査が入ったことを聞きました。

私は長く勤められなかったけど、残った懸命なスタッフの待遇が改善されたことはよかったと思いました。

これが私の辞めたいと思った体験談です。

誇れる職場で、正当に扱われなければ長くは勤められないと実感しました。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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