転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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長い就職ジプシーに終止符!天職と思えたのは厳しい介護の仕事だった

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転職続きの人生!英語を使う仕事を求めてたくさんの仕事を経験した

学校生活を真面目に過ごし、進路指導の教師の勧める会社にすんなりと就職が決まり、社会人生活も順調なスタートを切ったはずの私でした。

その会社は農業機会のメーカーという、印象も中身も地味だけれど堅実な経営で成長、大手商社との取引もあり、海外の顧客も多く抱える上場企業でした。

語学の専門学校を卒業した私は英語を使った仕事をするのが希望だったので、海外相手の部署に勤務することになりました。

実際の業務はというと、自社製品を輸出するため工場や船、保険、通関の手配や必要書類の作成など。

取りあえず英語を使う仕事ではありましたが、同じことの繰り返し。

2年3年と続けるうちに、もっと別の形で英語を使う仕事がないかと考え始め、4年目になる頃に転職を決意、そして退職したのです。

具体的にどんな仕事をしたいのか決まっていたわけではなく、当座は派遣社員として働きながら、自分が本当にやりたいと思う仕事を探そうと思っていました。

これを機に、職場を転々とする「就職ジプシー」人生が始まったのでした。

派遣で働いていた所で直接雇用されたり、興味のあった技術翻訳を扱う会社に入ったり、待遇のいい外資系企業に職を得たりとしたものの、長続きせずにいずれも半年や2年程度で退職することになりました。

理由は、人間関係の問題や業務内容が自分の希望と違うことなど。

一度職場を変わると、環境が変わることに柔軟になり、転職ということに抵抗がなくなります。

良し悪しはともかく、おかげで色々な職を体験出来ました。

思い切って介護の仕事に挑戦!厳しい現場だったけど天職だと感じた

元々輸出に関わる貿易事務から始まった私の仕事人生ですが、年を重ねるとさすがに選べる職の幅が狭くなり、また家庭を持ち育児もしながらの勤めというとさらに職を探すのが難しくなってきました。

そこで、事務職から全く離れた職も経験するようになりました。

健康飲料の訪問販売や、生命保険の外交員という営業職も。

若い頃は自分をアピールするのが苦手な性格だと思っていたので、営業職なんて絶対向いていないと思っていました。

清水の舞台から飛び降りる位の気持ちで恐る恐る始めてみると、案外これが予想に反して楽しいものでした。

それまで何年も仕事をしてきて、楽しいと思える仕事はあったろうかと、考えさせられました。

事務の仕事では、確かに難しい案件の手続きが問題なくスムーズに進んだり、何件もの案件をテキパキ捌ければ達成感はありました。

でも、やはり直接人を相手にする仕事の面白さとは違います。

そんな私が、介護の仕事に進んだのは5年ほど前のことです。

営業は楽しいだけでなく、数字が求められる厳しい世界でもあります。

どうしても数字が出せずに退職ということに。

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すでに50歳にもう少しという年代。

本当に職探しは大変でした。

ハローワークに行っても、求人があるのは介護の仕事ばかり。

体力には自信がないものの、何とか仕事をみつけなければという一心で飛び込んだ介護の世界でした。

最初は本当に、体力的に音を上げざるを得ない毎日でした。

一日中立ち通し。

休憩時間もほとんど取れず、ずっと利用者に注意を向けて見守りをしながら、食事やトイレ、入浴の介助。

勤務先はデイサービスだったので、朝晩の送迎もありました。数カ月は疲労困ぱいの状態で、体が持つか心配でした。

勤め始めてすぐに、「もう、無理。辞める!」と、家族には泣き言を言ってしまいましたが、何とか続けていくうちに段々と仕事を覚えるに従って、仕事が面白く感じるようになったのです。

やはり人を相手にする仕事はやりがいがあります。

良いも悪いも、自分のすることに対しては必ず何かが返ってきます。

人のサポートが必要な利用者の方々は、自分のニーズに応えてもらえない時はストレートに厳しい態度を取ります。

でも、その分思い通りの対応をしてもらえたと感じた時は、本当にいい表情になり、心の底からの言葉を返してくれるのです。

思わず疲れも吹き飛び、毎日が充実したものになっていきました。

かつてはスーツ姿で都心に通い、パソコンに向かって英文を入力して仕事をする。

そんな自分からは想像もしなかった介護の仕事でしたが、もしかしたらこれまでに経験した中でどんなものよりも自分に合った仕事、天職ではないかと思ったほどです。

ところが、悲しいことに体力がどうしてもついていけず腰痛を発症。

立っているのも冷や汗が出る程辛くなり、右足の感覚もわかりずらくなるなど、とても安全な介助は出来ずに止む無くこの仕事も退職することになりました。

介護施設の事務職に就職!形を変えて介護に関わる仕事に就けた

退職後しばらくは、腰痛もひどい上に続けたかった仕事に挫折したことで気持ちがずっと落ち込んでいました。

次の職探しも始めましたが、もう50歳を過ぎていたので、益々企業からの求人もなくそれこそ失望の日々でした。

そんな時、ある介護施設で事務職の求人がありました。

まずダメだろうとは思いながら応募してみたのです。

すると、あまり応募者がいなかったようで、幸運にも採用されることになったのです。

今の職場です。

介護事務の仕事に就きました。

座り仕事のため、腰痛も落ち着き、日常生活に困ることはなくなりました。

現場で介護をしている同僚たちを見ているとうらやましくなり、つい自分もと思う時もあります。

でも、別の形でこの施設の運営に関わっていると考え、今の仕事内容には満足しています。

さすがにこれで私の就職ジプシーも終わりかと思います。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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