転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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未経験だった経理の仕事に就職できた理由は?経理の資格を武器に転職!

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「未経験可」の実情!企業が採用するのはやはり経験者

私が就職活動を始めたのは、大学を卒業してから3カ月が過ぎた時のことでした。

大学は芸術系の大学であったため、一般企業からの求人はほとんどなく大学も就職に力を入れている雰囲気はありませんでした。

そのため、大学の就職課に求人を探しに行ってもなかなかよい求人を見つけることができませんでした。

私が就職活動の拠点として選んだのは、ハローワークでした。

ハローワークを就職活動に活用する学生は少ないように感じましたが、履歴書の上手な書き方や面接の受け方など丁寧に教えてもらうことができました。

ハローワークでは、希望する条件をパソコンに入力して受ける企業を探します。

私は芸術系の大学を卒業していたため、就職に有利になるような資格は一切持っていませんでした。

そこで「未経験可」という項目から応募できる企業探しを始めることにしたのです。

私の当初のイメージでは「未経験可」の企業は、未経験の人にも一から丁寧に指導してくれるやさしい企業でした。

しかし、未経験可の企業をいくつか受けても結局合格する人は経験がある人ばかりだったのです。

私は、やはり資格が必要だと思い土日の簿記コースに通うことにしました。

土日は簿記学校に通い、平日は就職活動をする毎日でした。

ただ一つ変わったことは、面接の時に「簿記の学校に通いながら簿記の資格取得を目指しています」と言えるようになったことでした。

面接で一言も話せなかったのに合格した理由

30社は落ちたころ、簿記3級に合格することができました。

簿記3級を学べば、経理事務程度はできるようになります。

私は空欄だった履歴書の資格欄に「簿記3級」と書くことができました。

すると、ハローワークでも検索する際に所持資格に「簿記3級」を入力することができるようになりました。

経理事務の仕事は、月次決算や経営状況の分析ができれば管理職への道も開けますが、その下で働く経理事務員であれば比較的求人も多くあったのです。

私は、未経験でありながらも経理職希望として就職活動を再始動させたのです。

経理職希望で就職活動を始めると、新たなネックが出てきました。

それは、経理ソフトの経験でした。

経理事務といっても、昔のように紙の伝票にスタンプを押していく作業ではないのです。

経理ソフトにどんどん勘定科目と呼ばれる経理専門用語を入力するのです。

私は経理ソフトの経験はありませんでした。

しかし就職活動で「できません」と言ってしまえば、ゼロを意味します。

私は「経験はありませんが、引き続きパソコンの技術向上を目指して、資格取得を考えています」と言うことにしました。

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面接官の中には、「予定は未定」として相手にしない人もたくさんいました。

しかしある日転機が起きたのです。

ある会社を受けに行ったとき、私以外にも3人の学生らしき人が一緒に面接を受けていました。

彼らはとてもハキハキしていて、結局私は一言も声を発することもなく面接が終わってしまったのです。

私は、落ちることに慣れ始めていたため焦ることもなく会場を後にしようとしていました。

すると、面接をしていた面接官の一人が帰る私に声をかけたのです。

「もう少し面接大丈夫ですか?」私は「脈あり」と思いました。

面接官は、今回の募集は結婚退職をする人が出たための求人であり、退色するまでに時間はあるからしっかりと引継ぎを受けられるという話をしてくれました。

その会社は、新しい人を入れてもすぐに退職してしまうらしく、いわゆる仕事ができる人よりも環境に慣れて長くいてくれそうな人を探しているとのことでした。

つまり、面接中に何も話せなかった私を「どんな状況でも焦らずに自分らしくいられる人」と判断したのです。

私は、その場で内定をもらいました。

何も聞かれず、何も答えられなかった面接が内定に繋がったのです。

それまで経験した面接では、できるだけたくさん発言し存在感をアピールするかばかり考えていたのです。

就職活動とは、アピール合戦ではなく企業と求職者とのタイミングの問題なのだと感じました。

経理の経験を着実に積み、自分のステップアップへとつなげた

私は、働き始めてからも経理の勉強を続けました。

それは、経理という職が自分に合っていると感じたからです。

経理ソフトが担うことは年々増えていますが、やはり経理知識が高まれば決算手続きまでできるようになり、仕事にやりがいを感じられると考えたからです。

内定をいただいた会社には4年勤めました。

4年間ずっと経理で働くことができました。

しかし、4年間ずっと同じ経理事務だったのです。

同じころ入社した男性は、会社からお金を出してもらい会計の学校に通っていました。

私はなぜか会社から学校に通わせてもらうことはできず、自分でお金を出して経理の学校に土日で通い続けていました。

簿記の資格も着々と上がっていきましたが、会社が認めてくれる気配はありませんでした。

私は、経理を私の天職としようと考え転職を決意しました。

転職活動はスムーズでした。

4年前の就職活動ときとは違い、実務経験4年、簿記の資格もあります。

スムーズに内定をいただくことができました。

就職活動とは、企業に落ち着くための活動ではありません。

その後の人生をどのように進めるかの一つの過程なのではないでしょうか。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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