転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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本音を隠してコールセンターの派遣会社を円満退社できた体験談

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コールセンターで派遣社員としての勤務を辞めた理由

会社を辞めることは簡単ですが、次の仕事のことを考えるとなかなかできないことです。でも、私は、5年間勤めた会社を辞めました。会社に伝えたタテマエの理由ではなく、本音の部分や、をご紹介します。

私は派遣会社に勤めており、その会社から某大手通信会社の契約社員として派遣され、コールセンターでお客様対応をしていました。自社の通信回線をご利用いただいている方のパソコンでインターネットが繋がらなくなったときにお客様からご相談いただく窓口です。

そもそも私がコールセンターに勤めたいと思ったのは、困った方がお電話いただく窓口なので、お客様のお役に立てると考えたからです。

コールセンターのスタッフは、どこも自社の社員ではなく、パソコンの技術を持っている会社から派遣された社員だったり、契約社員だったりします。

私のいたコールセンターは100人体制で電話をとり、パソコンをインターネットができる状態に復旧する方法をご案内します。

インターネットができなくなる理由はかなり複数あるので、本来はパソコンの状態によって問題を解決する方法が異なるので、お客様によっては2時間くらいかかることもよくあります。

派遣会社の方針の変更で提供するサービスの質が低下してしまった

ですが、ひとりのお客様に時間をかけることができなくなってしまったのです。

その理由は、派遣会社の価値の低下にありました。

自社の社員を使うより少し高い金額でパソコンの技術のある人間を雇っていますが、コールセンターはあくまでもお客様の相談窓口ですから、お客様のパソコンの状態を復旧させたところで直接の利益が生まれるわけではありません。

また、コールセンターのフリーダイヤルは、お客様に電話代がかからないかわりに、会社側が電話代をもちますというシステムなので、電話代だけでも1ヶ月で何千万円もかかるのです。

そのため、ある程度通信会社の社員がパソコンの専門技術を覚えると、派遣会社からの派遣を断ることになったのです。

そこで、派遣会社が考えたのは、今まで以上にお客様の問題を解決するため、こなした件数で勝負することでした。

お客様から電話を受けて問題の内容を確認すると、メールで対応方法を送るのでその通りに試し、解決しなければもう一度電話をくださいという方式に変更したのです。

これを行うことで、早ければ一件の対応が10分で終わります。

今までは、一人のコールセンタースタッフが8時間労働で20件ほど捌いていたので、1件のお客様にかかる時間は24分。

それを、一日24件は捌くので、派遣をこれからの続けさせてほしいと通信会社に提案したのです。

一日24件だと、一件あたりにかけられる時間は20分程度。

しかし、2回目にお電話をいただいたときのために、ご案内した内容をパソコンに保存する必要があるため、実際は15分くらいの対応しかできません。

コールセンターのスタッフは、もちろんやろうと思えばできますが、お客様の満足度はどうでしょうか。

メール通りにやってできなければもう一度電話をしないといけないわけですから、一回の対応で終わらせたいと考えるのが普通でしょう。

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それが手厚いサービスだと私は思います。

この会社では、お客様に喜んでもらえるサービスを行うことはできないし、これからも条件をきつくしていくのだろうと思いました。

これが、会社を辞めようと決意した最大の理由です。

働きながら次の職場を必死に探し、長所を生かせる職場を見つけた

会社を辞める決意をしても、次の会社を決めておく必要があります。

貯金はあったので、少し時間をあけてからでもよかったのですが、次の会社で失敗したくはないので、短期間で仕事を探すのではなく、色々面接を受けてからにしようと思ったのです。

会社の仕事をこなしながら、休日は面接三昧でした。

困ったのは、在籍している会社の退職理由です。

辞めようと思った理由は上記の通りですが、これを新しい会社の面接で言ってしまうと、単純に上から指示に従えない人間だとしか思われません。

そのため、「もっと専門職の強い会社でスキルアップを目指すため」という退職理由にすることにしました。

また、私は30代の女性です。子供がいて、30代以上というのは転職にはかなり不利です。

パートくらいであればそうでもないのでしょうけれど、私は社員にこだわりたかったので、20社ほど面接を受けました。

そのうち、内定をいただいたのは飲食関係1社、通信関係2社、営業会社1社です。

この中から、今までとは全然違う営業職を選ぶことにしました。

なぜなら、面接で聞いた内容が、営業職にはめずらしく社員のやり方がかなり自由だったからです。

できて間もない会社だったこともありますが、マニュアルなどがなく、成績さえよければ自分の好きなやり方で契約をしてよいという社風だったのです。

実際に、この会社で働くようになってからも、上司が営業とは思えないくらい丁寧に仕事を教えてくれて、個人の長所を伸ばしてくれるので転職してよかったと思っています。

真面目に勤務していたこともあり、スムーズに退職手続きができた

次の会社も決まり、会社の規定に従い、辞める1ヶ月前に退職する旨を申し出ました。

所詮派遣会社ですから、登録している社員もたくさんいますし、他の会社と違って辞めやすかったと思います。

正直、勤めていた派遣会社では欠勤もなくまじめに働いていたので、「急にどうして?」と聞かれましたし、一応引き止められましたが、ここでも本音は伏せて、今より近い場所でよい仕事が見つかったからだと伝えました。

辞めることを決めてからも仕事の手を抜くかずに働いていたので、会社ともめずに受理してくれましたのだと思います。

このように計画的に会社を辞める手筈を整え、無事退社することができました。

しかも、派遣会社で溜まりに溜まった有給を全部消化させてくれました。

法律上は有給消化はできますが、会社によっては使えないのが当たり前のような雰囲気になっていることもあるかと思います。

ですが、これも本音を隠して、一生懸命働き、上司を怒らせるようなことをしなかったからだと思います。

態度がふてぶてしかったら、有給は消化できなかったかもしれませんね。

円満退社できた体験談でした。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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