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教師の仕事と子育ての両立は難しい!教師を辞めることにした理由

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少子化の影響で教員が減らされ、教師の仕事の負担が増えていった

高校の教諭をしていました。

初めての子供を出産して育児休暇を取っていました。

公務員は子供が3歳になるまで育児休業を取ることができます。

新学期からの復帰が多かったので、夏休み明け2学期からの復帰をしました。

同じ学校でも国語科や英語科の女性教員は教科準備室などでも和気あいあいと子育てトークができていました。

でも私の専門教科は理科系でした。

そのため、私以外は男性教員だけです。

学校の教員というのは授業だけを教えていればいいと言うわけではなく、部活動、教科ごとの研究会の出張など外からは目に見えない仕事もあります。

復帰した年度は、子供が保育園に慣れるまでと部活動もサブ的な形での参加でした。

文科系の部活でしたので5時半くらいまで生徒の行動を見守りながら、授業計画なども考えていられました。

少子化の影響もあり、次の年度から理科の教員も減らされることになりました。

生徒の数が減っても、やる仕事の数は減りません。

(生徒数の数だけ分量は減りますが)遠方への理科の研究会の参加などが免除されている形でしたが、次の年度から、参加しなければなりませんでした。

配偶者は運動部を担当している教員でしたので、子供の事を頼むのもなかなか難しい状態です。

出張の時だけ、親に出てきてもらってやり過ごしたりしました。

中には積極的に自分が行くと言ってくれる同僚もいましたが、子供がいるからという甘えを指摘されることも有りました。

またこれまで、サブでやっていた文科系の部活も教員数が減ったことで、自分がメインになりました。

文化部であっても合宿をすることがあります。

子供がいるからと、断るわけにもいきません。

3歳までゆったりと子育てしていた時期と比べて、だんだんと退職して非常勤講師となることも考え始めました。

子育てのことも考え、教師から非常勤講師として働くことも検討し始めた

事務室の仲のいい職員とランチしたときに、悩みも相談しながら非常勤講師(週に数時間授業だけをしに来る)になったらどのくらいの報酬が出るのかも教えてもらいました。

もちろん配偶者の収入だけでも生活を支えて行けます。

子供ももう一人欲しかったですし、出来れば戸建ての家を買うことも考えていました。

非常勤講師は、他のバイトよりも時給はいいです。

でも理科は専門性もあって、私の教科の求人が働きやすいところにあるということも確定的ではないのです。

それにやはりボーナスのある仕事の魅力というのは、やはりあります。

大きな買い物や子供のためのまとめた貯金などボーナスだからできることもあります。

それをもらうためには、やはり子育てを理由に、配慮してもらうことは難しいなと思いました。

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反面国語や英語の女性教員はお互い様という形で支え合っている姿を羨ましくも見ていました。

教科による女性の働きやすさ、働きにくさというものもあるのだなと心の中に葛藤がありました。

何故男性教員は、子供のいる私に優しくしてくれないのだろうという態度が、無意識のうちに出てしまいました。

家に帰ってなんであんな態度を取ってしまったのだろうと反省する日もありました。

日常の生徒の指導の中にももちろんストレスもあります。

生徒に対するストレスと、同僚に対するストレスで子育てにも悪影響が出てきました。

2人目の妊娠での育休期間中は他の教師に仕事の負担が行ってしまった

そんな時に体調を崩して、病院に行った時に2人目の妊娠がわかりました。

その時に思ったことは産休・育休でまた休むことができる、今の辛い状況から逃げることができる、そう思いました。

妊娠中は、また体の事を考えてもらえました。

宿泊を伴う出張や合宿の担当は免除されました。

でも私の分を引き継いた同僚の負担の大きさにも申し訳なく感じていました。

そして産休直前に私の代わりは、授業の代わりだけの非常勤講師が採用されることを知りました。

授業以外の部分は他の教員の負担になります。

教育委員会からすれば、授業に支障が出なければそれだけ、手当てすればいいと言う最低限の配慮しかしてもらえないことにも腹が立ちました。

でもそれをネットで相談すると、公務員優遇、甘えるなとネットなどでも叩かれました。

税金で食べているくせに文句を言うな、たぶん私も外からの立場だったらそう思ったかもしれません。

心の葛藤を抱えながら産休に入りました。

産休後、職場である学校に戻ることに不安を感じ退職して塾講師に転職

産休に入って家にいるようになって、自分の子供との時間を過ごすようになって自分の心の安定を久しぶりに取り戻した時に、仕事をやめるという選択肢が大きくなってきました。

11月に産休を取って、子供が3歳になるまでの育児休暇を取りたいという申請も学校に出しました。

11月から3月までは時間講師での対応が決まり、4月からは正規の教員が転勤してくることになって少しホッとしました。

でも年度末の忙しい時期に時間講師であったことから、一部の同僚からは批判的な意見もありました。

それを人づてに聞いたときに、学校に育休後に戻ることが憂鬱になりました。

配偶者とも話し合いました。

結論として自分の心が安定して仕事が出来なければ、辞める選択肢があっていいと言ってくれました。

そして好きな部活動を自分が頑張っているせいで、負担が私に行ってしまっていることも謝ってくれました。

結果、子供が2歳になった年度に学校に退職の意向を伝え、15年勤めた仕事をやめました。

今は塾の講師をしています。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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