転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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広告制作会社の孤独な仕事に心を病んで退職し、人と触れ合う仕事を目指した

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広告制作会社での激務で精神を病んで休職したものの、そのまま退職

専門学校でデザインを学んだ私は卒業後、広告を作る会社に就職しました。

広告といっても、主にスーパーの折り込み広告・チラシを作る会社でした。

仕入れによって直前の商品変更や価格の直しが多く、また、週末前・年末年始・暦上の行事がある時には到底こなせない程に爆発的に仕事の量が増え、毎日毎日終電を過ぎての帰宅での残業でした。

もちろん残業手当も支給されませんでした。

一人暮らしをしていたので、家の掃除洗濯もおろそかになり、食生活もスーパーの開いている時間に帰宅できず、調理している時間もないのでほとんどをコンビニや外食で済ませるようになり、雑然とした家に数時間寝る為だけに帰宅する生活にだんだん心も体も荒んで行きました。

栄養のあるものではなくカロリーがあるものを取ることが多くなり、体重も増え肌荒れにも悩まされました。

ひっきりなしに上から降りてくる注文を受けてどんどん作っていかないと締め切りが来てしまうので、時間との勝負そして数をこなすことが大切なので精神的に常に追い立てられている状況でした。

そして仕事の作業も誰かと話し合うこともなく、常にずっとパソコンに向かい座りっぱなし黙りっぱなしで何時間も行うものでした。

帰宅しても3・4時間だけ寝てすぐに出社するのでそれが毎日の習慣になっていくうちに頭の中で仕事のスイッチを切ることが出来なくなり、疲れているはずなのに布団に入ってもなかなか寝付けなくなったのです。

眠れず、栄養も偏り、頭の中は常に休まらずにずっと仕事モードで心と体のバランスを自分の力ではコントロールすることが出来ない状態になってしまいました。

締め切りまでにどんどんこなさなければならないのに、感情がコントロールできなくなり悲しくもないのに突然涙が止まらなくなったり、通勤中に息苦しくなることが続き、病院に行った所で「うつ状態」と診断され、とりあえず1か月、休職することになりました。

そしてそのまま、復職することなく会社を退職しました。

転職のためにホームヘルパーの資格を取得したが活かすことなく終わった

一人暮らしをしていたので、自分一人が生活して行けるだけの仕事を探すことが必須でした。

また、以前のように忙しく追い立てられすぎて体調を崩すような仕事についてはまたいずれ働けなくなるので、穏やかに働ける職場を探したいと思いました。

好きで行った専門学校で学び、広告をデザインする好きな仕事に就いたはずだったのですが、好きを仕事にするのはよくないのかもしれないと自分を見つめなおしまし、失業手当の申請をすると同時に、私には手に職がなかったので職業安定所で募集している職業訓練を受けてみようかと考えたりしました。

それまでの職場がパソコンの画面と1日中ずっと向かい合い座りっぱなしで他人と会話することがない職場だったので、転職するならば、体を動かし、日の光に当たり、人と会話をし触れ合う仕事がいいと思いました。

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その時にちょうどホームヘルパーの資格を取れる講座を見つけました。

ずっとパソコンに向かっていた自分が、明確に人の役に立てる仕事ができるというのは、今までできなかった分存分に頑張りたいと思い、ホームヘルパーの資格を取るたの講座に通い始めました。

会社に就職していたのは2年ほどでしたが少しだけ蓄えていたお金もあったので、講座の費用や通う間の生活費はバイトをせず貯金を切り崩して生活していました。

ヘルパー2級を取得後、思いのほか介護の勉強が楽しかったため1級も取得する為さらに講座に通いました。

そんな時行った実習先が、1対1でおうちに訪問するような介護先ではなくとても大きな介護施設で、丁寧な触れ合いも求められつつも、人出が足りない中またも時間に追われる現場を目の当たりにしてしまい、資格は取得しましたが、結局資格を取っただけでその後介護の仕事に自分が就く自信がなくなってしまいました。

そして今現在まで、介護の仕事につく事はできていません。

それでも食べていかなければならない私は、やはり原点に戻りました。

原点に戻って考え本屋に就職!頑張るのにも余裕が必要だと実感

デザインが好きで広告を作る会社に就職し、退職することになった私ですが、デザインが好きの原点は「本が好き」と言う事でした。

本の装丁や紙面の配置に興味があり学んだのだということを思い出し、やはり好きな事を仕事にしたい、でももう黙々と中に籠ってひとりで作業する仕事は嫌だと思っていました。

そんな時偶然、よく立ち寄っていた駅ビルの本屋でスタッフ募集の求人が出ていることを知り、早速応募しました。

好きな本に存分に触れることができ、また新作にいち早く出会える仕事は本が好きなだけにとても心が躍りました。

その時々の流行りにも触れられ、売れ筋などを身をもって感じているうちにそれが自分の知識となり、売り場を任されるようになると自分の工夫次第で売り上げが伸びるのもとても面白かったです。

締め切りやノルマもないので仕事として追い立てられる感じがなかったのもよかったです。

根が真面目なので陳列の作業をきちっとやり遂げると達成感もありました。

そしてなにより、実際に沢山のお客さんと触れ合えるので常に笑顔を心がけるようになり、声も出し、本は重く体も動かすので活発に働けているという実感を得られました。

常連さんとの会話や、探し物がある時に相談される経験やその対応も非常に勉強になるものでした。

転職前は、生活をしていくためにすごく心を追い詰めていたんだなと実感しています。

転職後、制作からは離れてしまいましたが、好きなものに触れていられる職場を選びその中で人にかかわって働けていることに喜びを感じています。

好きを頑張るにも、余裕が必要だったんだなと思っています。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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