転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

転職成功者のアドバイス

自分の障害とうまく付き合うために正社員から非常勤職員に勤務形態を変えた

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アスペルガー症候群という発達障害を抱えながら施設で働き始めた

放課後等デイサービスで仕事をしています。

自閉症、ADHDなど発達障害児を放課後の時間あるいは休日に余暇活動を提供し、療育も行う仕事といえばわかりやすいかと思います。

言うなれば福祉に近いものです。

かくいう私もアスペルガー症候群という発達障害を抱え、これらを理由に仕事上では上司・同僚からの支援を受けながら仕事をしています(辞めたいと思うまでは診断が下りていませんでした)。

現在は某所にて非常勤職員(児童指導員)として働いています。

それまでに非常勤職員と正規職員を行ったり来たりしていますが、正規職員のときに辞めたいと強く思ってしまう時がありました。

その時のことをお話しします。

取得した教員免許を活かして未放課後等デイサービスの仕事に就いた

教員免許を持っていましたが、実際に教鞭を振るったのは1年間だけ。

教員免許を活かした仕事で何かないか、と考えた末放課後等デイサービスというある種の福祉業界の門を叩きました。

試用期間として3ヶ月間「修行」と称し、電車で通える距離にある施設のもとで修行することになったのです。

その際の待遇は非常勤職員としてです。主に子どもと関わったり、送迎の際に親御さんとの申し送りをして橋渡しをするなどの仕事をしていました。

施設長も温かい人で、職員の心のゆとりにはとにかく気をくばるような方でした。

児童発達支援管理責任者(以下この役職を「児発管」と呼びます)は、口が厳しい時もありますが仕事での活躍が認められると手放しで賞賛してくれるような方でした。

そして試用期間が終わり、正規職員としてオープニングスタッフとして関わるように、と別の施設に配属されました。

当時の仲間はAさんという施設長兼児発管と、Bさんという正社員候補の二人の女性職員でした。

同僚や先輩達とうまくコミュニケーションが取れず、仕事に支障が出た

研修もなしにいきなりの正社員、実戦投入、施設としての利用者さん獲得、職員との連携。

やることが多く、もともとマルチタスクに向いていない私は、早速職員から頼まれた仕事をいろいろとすっぽかしたり、ミスの連続をしてしまいます。

おまけに他人への気遣いというところに全く気付かず、自分で勝手に仕事を進めてしまうことも多々ありました。

おまけにAさんBさんの二人からは私のことを「社会人としての気遣いとやらも理解できていない人、独断専行で仕事を行う人」と評価され、ことあるごとに指導が入りました。

そしてついにAさんから「あなたについてどう対応したらいいかわからないから、専門家(心療内科の医師)の意見を聞いてきてほしい」と懇願されてしまいます。

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心療内科を受診し、発達障害の可能性があることを伝えると医師からクロチアゼパム(不安を和らげる向精神薬)を処方されていました。

ミスの連続で、職員から叱咤が多くなり、仕事に行きたくないと思いました。

しっかり寝ているはずなのに早朝に急に目覚めてしまうなど、明らかに精神不調を訴えていました。

精神不調と職員からの叱責に耐えきれなくなり、修行していた施設の施設長と児発管のもとを訪問しました。

他業中にも関わらず親身になって聞いてくれました。

そして「辞めたい」と弱音を吐いてしまいました。

施設長はその気持ちを汲み取ってくれ、「あなたが辞める必要はない」とやんわりと言ってくれました。

そして、施設長は私に仕事のアドバイスをした上で上層部に報告し、上層部によって2週間後に私と妻、上層部との会談することになりました。

正社員ではなく、非常勤職員として働くようになったことで安定した

会談でトラブルが解決されることを願っていたのですが、会談が始まる前に事件が発生してしまいました。

あることがきっかけで、「あなたは利用者さんよりも全然成長していない」という人格否定にも似た言葉を職員から浴びせられてしまいます。

その夜、持っていたクロチアゼパム錠を全て飲んで昏倒しました。

発見したAさんは即座に私の妻を呼び、病院に搬送するよう伝えました。

その翌日は仕事を休み、妻に心療内科に連れてこられ、医師から「⚪︎⚪︎さん(著者)は今後の精神不調を考慮すると離職したほうがよい。少なくとも正社員には向かない」と伝えられ、辞めることも選択肢に数えるようになりました。

余談ですが、後日真相を知った妻は「気づけなくてごめんね」と泣きつかれました。

Aさんはこのことを知って夜も寝られなかったようです。

ですが、Bさんだけは態度を変えることはありませんでした。

会談では、主に私がどうしたら上手に働けるかのアイデアを妻に説明し、その承認をもらうことが中心となりました。

上層部は私が当面の間非常勤職員として働くことを提案してくれ、その際に社会保険なども完全装備してよいことになりました。

結果、私も妻も上層部のアイデアに賛成し、修業していた施設に非常勤職員として勤務することになり、現在に至ります。

私の場合は、発達障害者であることを理由に心療内科へ行き、診断をもらって必要な配慮を職員と共有しました。

その代わり、私には比較的責任の発生しない仕事(営繕、利用者さんとの関わりなど)を与えられることになりました。

大企業であれば、障害者手帳を見せると、障害者枠雇用に転換を希望することができます。

ですが大企業ではない場合、職場の皆さんに必要な配慮を共有することで、少しでも仕事しやすくなるかと思います。





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しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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