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会社での悩み

契約社員の将来性と不安~今すぐに転職活動をする7つの理由

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1.契約社員ってどうなの?気になる将来性を大調査

皆さんは、契約社員と聞いてどのようなイメージがありますか?

『給料が低そう』『雇用が不安定』などネガティブなイメージをお持ちの方も多いでしょう。

結論からお伝えすると、契約社員の方は正社員になれるよう、早めに転職活動を始めるべきです。

理由は以下の7つのポイントが当てはまるからです。

・昇給・昇格の機会が少ない
・給与が正社員より低い場合が多い
・ボーナスや退職金が出ないことが多い
・正社員と比べて生活が不安定
・仕事内容は正社員の補助的なものが多い
・社会的な信用度が低い
・転職市場価値が下がる

もちろん契約社員を選ぶメリットもありますが、それらを踏まえた上で正社員に転職することをおすすめする理由を詳しくご紹介していきます。

『契約社員の将来性が知りたい』『これから契約社員として働こうか検討している』という方は、是非最後までご覧ください。

2.契約社員と他の雇用形態の違いは?

まず初めに契約社員がどういう働き方なのか、他の雇用形態との違いは何か、といった点についてご紹介していきます。

契約社員とは、一言でいうと雇用期間が決められている社員のことです。

働き始める際に、会社との間で有期雇用契約という契約を結びます。

労働契約法によると、契約社員は最長で3年間の契約を結ぶことができますが、高度な専門知識を持つ方や60歳以上の場合は最長で5年間の契約ができます。

契約期間が経てば契約をそのまま終了するか、再度契約を結ぶなどの手続きを行います。

場合によっては、正社員へ登用されることもあるでしょう。

【契約社員のメリット&デメリット】

契約社員として働くメリットとしては、期間が決められていることから採用されやすいという点が挙げられます。

また、専門的な仕事を任されることが多いため、自分のスキルを存分に仕事に活かすこともできます。

一方で、契約の更新がされない場合は退職しなければならないため、長く安定して働きにくいというデメリットもあります。

退職金やボーナスなどを出してくれる会社も少ないです。

【正社員のメリット&デメリット】

続いては正社員として働くメリット&デメリットについてご紹介します。

メリットは、雇用期間に定めがないため、長く安定して働くことができる点でしょう。

また、退職金やボーナスを支給してくれる会社も多く、契約社員よりも高い報酬が設定されやすいです。

デメリットとしては、自分の希望に合わない業務命令も、基本的に受け入れなければいけない点でしょう。

特に注意したいのは転勤です。

仮に家族がいたとしても、自分だけ単身赴任のような形で転勤を受け入れなければなりません。

また、要求される仕事の水準も高く、それがプレッシャーになり身体を壊してしまう方もいます。

このような点には注意が必要です。

【派遣社員のメリット&デメリット】

派遣社員は、働く会社と自分との間に派遣会社が介入するため、直接は言いにくい条件面の交渉などを行いやすいというメリットがあります。

お互いが納得した条件で働けるので、満足度も高いと言えるでしょう。

一方で、仕事内容としては正社員の補佐的なものが多く、報酬も低く抑えられがちです。

責任のある仕事にもチャレンジしたいという方にはおすすめできない雇用形態です。

【アルバイト・パートのメリット&デメリット】

最後はアルバイト・パートのメリット&デメリットをご紹介します。

アルバイト・パートのメリットは、求人数が圧倒的に多く、日にちや時間を自由に決められるので、気軽に働くことができる点でしょう。

未経験でも採用してもらえる求人が多いため、新しく経験を積みたいという方にもおすすめです。

一方で報酬については時給や日給で支払われる場合が多く、金額も低いです。

当然ながらボーナスや退職金なども期待できません。

特に物価の高い地域で、アルバイト・パートで生計を立てることはかなり難しいでしょう。

3.契約社員が今すぐ転職活動を始めるべき7つの理由

契約社員の働き方と、他の雇用形態との違いが分かったところで、さっそく契約社員が今すぐ転職活動を始めるべき理由をご紹介していきます。

【1.昇給・昇格の機会が少ない】

まず初めに挙げられる理由は、昇給や昇格の機会が圧倒的に少ないことです。

契約社員の給料は、初めに結んだ有期雇用契約に基づいて支給されます。

そのため評価されるべき結果を残したとしても、契約期間内は同じ給料のままになります。

契約が更新される際に昇給できる可能性はありますが、契約期間が長ければ長いほど昇給は先延ばしになります。

また、会社によっては正社員同様の結果を残したとしても昇給されないというケースもあります。

このように、自分の成果に対して正しい評価を受けにくい点は大きなデメリットと言えるでしょう。

【2.給与が正社員より低い場合が多い】

続いての理由は、給与が正社員よりも低い場合が多いことです。

正社員と同じように、高度な専門的スキルを必要とする仕事を任されているのに、給与に差をつけられて納得できないという方も多いでしょう。

そのため、給与そのものが働く上でのモチベーションになるという方にとって、契約社員という働き方はおすすめできません。

【3.ボーナスや退職金が出ないことが多い】

こちらも報酬に関する理由ですが、契約社員にはボーナスや退職金を支給しない会社が多いです。

場合によってはボーナス分を加算した金額を給与として支給する会社もありますが、総じて正社員よりも年収は低くなりがちです。

従業員にとって、ボーナスも働く上での楽しみの一つなので、これが支給されないとなればモチベーションを維持できない方も多いでしょう。

また、退職金が支給されない点にも注意が必要です。

契約が更新されなかった場合、次の日から無職になってしまいます。

退職金が支給されないことを考えると、契約が更新されなかった後の生活費もある程度事前に確保しておく必要があるでしょう。

これらのことを踏まえると、契約社員は正社員と比べて報酬の面で圧倒的に不利であることが分かります。

【4.正社員と比べて生活が不安定】

ここまでご紹介したデメリットを振り返ると分かりますが、契約社員は正社員よりも生活が不安定になりがちです。

どんなに優秀な契約社員でも、そのスキルを活かせる仕事が社内に無くなった場合、契約を更新されることはありません。

そうなると事実上、無職と同じ状態になってしまいます。

このような失業のリスクが伴う働き方のため、日頃から『成果が出せなかったら契約を更新してもらえないかもしれない』というプレッシャーを常に感じながら働くことになります。

適度な緊張感を持って働くことは大切ですが、常にプレッシャーを感じながら働き続ければ精神的に消耗してしまう方も少なくないでしょう。

【5.仕事内容は正社員の補助的なものが多い】

目の前の仕事にやりがいと責任を持てることは幸せなことです。

しかし、契約社員の仕事は正社員の補助的なものがメインになります。

自分のスキルを活かして責任のある仕事に携わりたいという方には、契約社員の仕事は物足りなく感じるでしょう。

あくまで裏方のようにバックアップに回る仕事がメインのため、充実したキャリアを積むことも難しいです。

【6.社会的な信用度が低い】

正社員と比べて給与が低く、生活が不安定になりがちということもあり、契約社員の社会的な信用度も高いとは言えません。

特に大きな買い物をする際に、ローンを組もうとしても審査に通りにくくなるという問題もあります。

このような社会的な信用度は、その人の持つ実力に関係なく、契約社員という肩書きのみを切り取って判断されるので、仕事で成果を残している方であっても同じ扱いになります。

男性の方で家族を養っていかなければならない立場の方は、社会的な信用度が低くなると、不便なことも多くなるでしょう。

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【7.転職市場価値が下がる】

最後にご紹介するのは、あなたの転職市場価値を下げてしまうということです。

転職市場価値とは、その名の通り転職市場におけるあなたの価値のことを指します。

働き方の価値観が多様化するにつれて理解を示す会社も増えてはいますが、基本的に契約社員という経歴を会社がポジティブに捉えることは稀です。

ひどい場合は経歴を見ただけで『正社員として雇われる能力が無かった人材』と決めつけられることもあります。

転職でキャリアアップを目指すことが当たり前になってきた昨今で、転職市場価値を下げるような働き方を選ぶべきではありません。

特に結婚して家族を養う必要のある男性にとって、転職市場価値を下げることは極力避けるべきです。

4.契約社員から正社員に転職するなら転職エージェントを活用

契約社員が今すぐ転職活動を始めるべき理由についてご紹介しましたが、実際にどうすれば正社員に転職できるのか、こちらで解説していきます。

おすすめの方法は、転職エージェントを活用することです。

転職エージェントに登録することで、専属のキャリアコンサルタントがあなたのスキルや経験にぴったりの転職先を探してくれます。

特に大きなメリットは、転職エージェントを通すことで、初めの書類選考が通りやすくなることです。

前述した通り、契約社員という経歴をネガティブに捉える会社もまだまだ多いです。

そんな中で、転職エージェントはこのような会社に対し、あなたの魅力をまとめた推薦状を送ってくれます。

転職エージェントのお墨付きがある分、独自で転職活動をするよりも書類選考を通過しやすくなるのです。

また、必要に応じて模擬面接などの選考対策を行ってくれる点も見逃せない魅力ポイントでしょう。

求職者は転職エージェントのサービスを全て無料で利用できるため、使わない手はありません。

転職活動を始める際は、まず初めに転職エージェントに登録し、担当のキャリアコンサルタントと二人三脚で準備を進めてください。

5.契約社員に向いている人

ここまで契約社員のデメリットについて取り上げてきましたが、一方で契約社員という働き方をおすすめしたい人もいます。

こちらでは契約社員に向いている人についてご紹介していきます。

【いろんな職場でキャリアを積みたい】

まず初めに、いろんな職場でキャリアを積みたいという人が挙げられます。

転職が一般化してきた現在では、同じ会社に縛られず、自分のスキルを必要としてくれる会社を転々としながらキャリアを積みたいと考える人も増えています。

これは雇用期間が定められている契約社員のメリットを活かせる働き方と言えるでしょう。

多くの職場を経験すると、様々な会社の文化に触れることができるため、本当に自分にマッチした環境を見つけられる可能性が高いです。

一方で正社員は一度雇われるとなかなか辞めることが難しくなります。

正社員ではできない契約社員ならではのキャリアの作り方と言えるでしょう。

【自分の得意な仕事に専念したい】

続いて、自分の得意な仕事に専念したいという方にも契約社員はおすすめです。

契約社員の仕事内容は、正社員と比べて限定されています。

そのため自分の持つスキルを最大限に活かせる仕事にのみ注力することができるのです。

今のスキルレベルをどんどん引き上げたい方にはもってこいですし、苦手な仕事はやらなくて良いので、精神的にも楽でしょう。

一方で正社員だと自分の好きな仕事だけやればいいという訳にはいきません。

自分のスキルをフルで活かしたい方は、契約社員という働き方を選ぶのもアリでしょう。

【プライベートの時間もしっかり確保したい】

プライベートの時間をしっかり確保したい人も契約社員に向いていると言えるでしょう。

契約社員の勤務時間は事前に結んだ有期雇用契約に基づいて決められます。

自分の都合に合わせてあらかじめ条件を設定することで、それに従い働くことができるのです。

当然、正社員並みに働くこともできますし、残業は無しで仕事終わりの時間をプライベートに使うことも自由になります。

そのため親の介護が必要な方や子育て中の方などは、契約社員として働いているケースが多いです。

一方で正社員の場合は止むを得ない残業が発生することも多く、契約社員ほど自由に時間をコントロールすることは難しいでしょう。

仕事に使える時間が限られている方やプライベートの時間も確保したい方は、正社員よりも契約社員に向いていると言えます。

【学校に通ったり留学の予定がある】

最後にご紹介するのは、今後学校に通ったり、留学の予定がある方です。

例えば『2年後に留学するためのお金を貯めたい』といった方であれば、会社と2年間の有期雇用契約を結ぶことで、留学する時期には仕事をひと段落させることができます。

いずれ学校に通って勉強したいという方も同様で、契約社員は一定の期間に集中して働きたい方にはもってこいの雇用形態でしょう。

当然、雇用期間に定めのない正社員の場合、簡単には辞めることができないため、数年後に留学するといった人生プランを描きにくくなります。

このようにフレキシブルに自分の人生を楽しみたいという方には、契約社員という働き方をおすすめします。

6.契約社員として働くと決めたならここを必ず確認

契約社員という働き方に向いている方を取り上げましたが、中には『自分は契約社員として働きたい』と思われた方もいるでしょう。

そんな方のために、契約社員として働く上で必ずチェックしておきたいポイントをご紹介します。

【契約更新の条件】

まず絶対に確認しなければならないのは、契約更新の条件です。

契約社員の場合、仕事を始める際に有期雇用契約を結びますが、『そもそも契約の更新はあるのか?』『契約を更新してもらえる条件は何か?』といった点は必ずチェックしてください。

このような点について、雇用契約書に記載がない場合はかなり注意が必要です。

例え口頭で『契約の更新は約束する』と言われたとしても、雇用契約書に記載がない限り、ただの口約束にしか過ぎません。

もしそのような会社と契約を結ぶ場合は、更新の保証がないことを理解した上で契約するようにしてください。

会社によっては雇用契約書に更新に関する記載があっても、更新の条件が『業績が良好である場合のみ更新』といったように曖昧な表現にしていることがあります。

このようなケースも、詳細についてしっかりと確認すべきです。

【正社員への登用はあるか?】

もう一つの確認ポイントは、正社員への登用があるかどうかです。

自ら契約社員という働き方を選ぶ場合は良いですが、いずれは正社員として安定して働きたいと考えている方は、正社員への登用についても忘れずに確認してください。

ただし、正社員登用があるといっても素直に安心してはいけません。

契約社員を集めやすくするために正社員登用を掲げているところもあり、実際には正社員にはなれないような極端に高い条件を設定してる場合があります。

正社員登用がある会社と契約する際には、『実際にどれくらいの契約社員が正社員に登用された実績があるのか?』といった詳細まで確認してください。

7.契約社員の5年ルールとは?

ここまで契約社員について幅広い視点からご紹介してきました。

最後によく言われている契約社員の5年ルールについて触れておきます。

契約社員の5年ルールとは、同じ会社で5年間働いた場合、契約期間に定めのない無期労働契約を結ぶことができるという労働契約法のことです。

契約社員の雇用の不安定さを改善するために、2013年の4月に制定されました。

注意点としては、この法律が制定される前の期間は、5年間に含まれないという点です。

つまり、2013年の4月以降に5年間働き続けることが条件なので、最短でも無期労働契約を結べるようになるのは2018年の4月からとなります。

本当に会社にとって必要な人材であれば、無期労働契約を結んでもらえるでしょう。

しかし、そうでない場合は5年が経過する前に契約を終了しようとする動きが出てくるので、契約社員として働く方は注意が必要です。

【まとめ】契約社員は将来的にも大きなリスクを負う働き方

契約社員という働き方にはメリット以上にデメリットが大きいことを理解していただけたかと思います。

最後に今回ご紹介した契約社員の方が今すぐ転職活動を始めるべき理由についてまとめておきます。

・昇給・昇格の機会が少ない
・給与が正社員より低い場合が多い
・ボーナスや退職金が出ないことが多い
・正社員と比べて生活が不安定
・仕事内容は正社員の補助的なものが多い
・社会的な信用度が低い
・転職市場価値が下がる

これら7つのポイントをまとめると、契約社員では安定した生活と一流のビジネスパーソンとしてのキャリアを築くことは難しいでしょう。

特に転職市場価値が下がってしまうと、いざ契約を更新してもらえず、転職を余儀なくされた際に路頭に迷うことになります。

こういったリスクを考えると、できるだけ早い段階で正社員への転職準備を始めるべきです。

契約社員から正社員への登用されるケースもありますが、厳しい条件が設定されていることも多いので、より確実な転職エージェントを活用することをおすすめします。

具体的な転職準備についてもキャリアコンサルタントからアドバイスを受けることができるでしょう。

今回の記事が、契約社員という働き方を考える上で少しでもあなたの参考になれば幸いです。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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