転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

会社辞めたいと思った体験談

上司の強烈なパワハラ!離職率が高い理由を痛感した証券会社の営業の仕事

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証券会社の営業はパワハラが横行!同期がどんどん退職する職場

私は国内の五大証券会社のうちの一つで働いていました。営業職です。

辞めたいと思った時のことをお伝えします。

証券会社に勤務して営業職である以上、ノルマが課されるということははじめから分かっていました。

与えられるノルマは実際こなせる人は一握りで、新規開拓は運も大きいのが事実です。

また、景気がとてもよくて富裕層ならすすんで投資をしようとした時代に新規開拓をしていた上司世代と、一寸先は闇で富裕層でも投資をためらう、ましてや既に取引があり、既存顧客で飽和している状態で新規開拓をする我々世代とは環境が違います。

しかし、上司からすればそんなことは関係ありません。

限りなくノルマ達成に近い数字であろうが、こなしていなければ出来損ないと扱われるものなのです。

私はやり方が間違っているなら、アドバイスが欲しいと思い、どうすれば大口顧客の獲得ができるのかどうか直属の上司に相談をしました。

まだ入社一年目の頃だったので、できるようになりたいと思ってした質問でした。

しかし、上司から返ってきた言葉は想像もつかないものでした。中身は具体的なアドバイスでも何でもなく、「殺すぞ、帰れよ、どうしてそんなこともできないんだ、親からどんな教育受けてきたんだ、根性腐ってるんじゃないか、死ねよ」と言った誹謗中傷の言葉のみだったのです。

上司の機嫌が悪い時に至っては、ゴミ箱を蹴飛ばされた時もありました。

このような言葉を浴びせられているのが私だけなら、自分の態度に問題があるのか、と考えますが、真面目に仕事してそれなりの数字をあげている同期たちに対しても同様の接し方なのです。

耐えられずその同期たちも早くに辞めてしまいました。

負けていてはならないと思い、その同期よりは長く続けてはいますが、質問しても何も教えてもらえず、出社から退社までずっと否定され続けていては、仕事そのものよりもその上司からどう逃れるかの方に頭がいってしまい、この会社にそこまでしてしがみつく必要があるのか?と思いました。

このような上司が一人しかいないなら、転勤されるまで待てばいいと思えるのですが、同じような上司が何人もいるのです。

ここでは成長できないと思い、辞めたいと感じた瞬間でした。

営業の仕事はきつい!さらに上司のパワハラで仕事を続ける意欲を失う

そもそも証券会社の営業職は断られてなんぼの仕事です。

お客様から取引を断られたり、勧めた商品を買っていただけなくても、それは想定内の辛さです。

しかし、お客様との関わりの中で一番つらいのは次のようなことです。

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金融知識がある人間ならば、この投資信託を買ったらどう考えても元本が割れるだろう、この新規上場株式を買ったら値段がついた時点で損をすることになるだろう、などという予想はある程度つくものです。

ですが、損をさせるであろう商品にもノルマがあるのです。

もちろん、こなすまで怒鳴られ続けますので、なんとかして販売しようとします。

中には、損をしてもいつも儲けさせてくれるあなたのためだから、と買ってくださるお客様もいるのですが、大幅に元本が割れたことに激怒してクレームになるようなお客様も当然いらっしゃいます。

大切なお金が一瞬でなくなるのですから、当たり前の反応です。

しかし、販売しろと言われたから販売した商品なのに、損をさせてしまってクレームがこれば上司から怒鳴られる。

これではもうどうしたらいいのかもわかりませんし、大切なお客様のお金が損することは防げたことなのに、損させてしまうことは、申し訳なさすぎて辛くなってくるのです。

これも辞めたいと心から感じた瞬間でした。

パワハラを人事部に報告した先輩がいじめられるようになり退職を決意

こんなにひどい職場環境ですが、これでもまだパワーハラスメントへの管理が厳しくなってきているそうです。

営業職を取り仕切る役職の上司から、仕打ちを受け、仕事を取り上げられてしまった先輩が、さすがに耐えがたかったのか、人事部にパワーハラスメントを報告したようなのですが、そのことが私達下の人間にも聞こえてくるくらい広まり、もちろん皆、自分の身を守るために取り仕切る上司の肩をもち、その報告した先輩は明らかないじめを受けるようになったのです。

管理職がこのようなことをしてしまっては、いつまでたってもその下で働く人間の労働環境の悪さは負の連鎖で改善されることはありません。

私は、力がない立場なので、助けることも口出しすることもできませんでしたが、毎日毎日誹謗中傷され続けることを繰り返している自分まで、その先輩を見ていて辛くなってきたのです。

さすがにもう耐えられないと思いました。

このようなことを体験した私は、ついに辞めることにしました。

離職率が高いと言われているこの業界ですが、その理由がよく分かりました。

会社はここだけではないし、長く続けられそうな会社があるのなら、そちらで働く方が精神的にもキャリア的にも良いと考えを改めました。

仕事においてあまりにもメンタルがやられすぎると、日常生活においても仕事は持ち込まないつもりでも支障がでてくるものです。

限界を感じたら、ためらわず他の選択肢を探すことも大切だと心から思いました。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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