転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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パチンコ屋店員を辞め稼ぐために飛び込んだ営業職への転職

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パチンコ屋の店員から営業職の世界に転職

私は以前営業職に就いていました。それまではパチンコ店のスタッフでした。私が営業の世界に飛び込んだ理由は「稼ぐ」ためです。

飛び込み営業は自分が獲得した件数に応じて給料が変動する歩合給制度を導入している会社が多かったためです。

人と話すのは苦手ではないので、自分にも出来ると思って、ガンガン稼いでやろうと思っていました。

そして私が選んだのは太陽光発電の営業です。1件1件飛び込みで個人宅を訪問しエコ家電、太陽光パネル、オール電化の商品を案内していきます。

入社前は簡単に稼げると思っていました。人と話すのも苦手ではないし、当時は太陽光やオール電化商品がかなり注目を集めていたからです。しかし入社してから私の願いは簡単に打ち砕かれました。

実際に営業職として働き始めて感じた事

たくさん稼ぎたいと思い営業職に飛びついた私ですが、入社してすぐ壁にぶつかりました。契約が全く取れないのです。

1日に約100~150件ほど個人宅を訪問します。居留守を使われたり、インターフォンで断られたり、実際に玄関先で直接話を出来ても軽くあしらわれたり。

もちろん太陽光関係の商品も決して安い物ではありません。数十万~数百万のお金を動かす仕事です。

いくら環境に優しいとか電気代がお得になると言っても、いきなり訪ねてきた知らない人間の話を簡単には聞いてくれません。

先輩の中には簡単に契約を取ってくる人も居ますし、上司は「地道に回っていれば必ず取れる」と言います。

しかし私はいくら訪問しても契約が取れませんでした。時には訪問した際に、お客様から怒鳴られたり、罵声を浴びせられたりという事もありました。

事務所では完全に出来ていた営業トークも全然喋れずに、ただインターフォンを押しまくるだけ。契約も取れないので給料も上がらない。

最初は毎日励ましてくれた先輩や上司もだんだん冷たくなり毎日契約が取れずに事務所に帰るのが嫌になりました。入社する前に考えていた事は簡単に打ち砕かれ仕事そのものが嫌になりました。

毎日出勤し、ただインターフォンを押して機械のように個人宅をひたすら周り、時には文句を言われ契約が取れず事務所に帰り、上司に1日の報告をし怒られる。

その繰り返しでした。

契約が取れないので給料は思った以上に稼げない。生活も苦しくなり仕事のストレスで体調も悪くなり、完全な悪循環に陥りました。

ですが、先輩の中には私でも必ず契約が取れると信じ、励ましてくれた人も居ました。とてもありがたい事ですが、逆にとても辛い事でもありました。

この時点で営業という仕事は私にとって苦痛なものであり、辞めたい。と思うようになっていました。

当時の先輩が言っていた事ですが、営業という仕事は出来る(契約が取れる)人にとっては簡単で楽な仕事。

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ですが出来ない(契約が取れない)人にとってはものすごく苦痛なものでしかない。私は間違いなく後者の方です。毎日が苦痛でした。稼ぎたいと思って飛び込んだ営業の世界でしたが私には向いていないと分かった瞬間でした。

営業の仕事を退職。その後・・・

肉体的にも精神的にも限界だった私はついに退社を決意します。

稼げると信じて、飛び込んだ営業の世界でしたが、私には向いておらず結果を出すことが出来ませんでした。

契約をたくさん取れて給料も上がって楽しく出来ていたら今も営業の仕事を続けていたと思いますが。私はそうなることが出来ませんでした。

上司が悪いとか扱う商品が悪い訳ではありませんでした。結果を出せる先輩も居たし、扱う商品も冷静に考えれば良いものでした。

足りなかったのは私の努力だったと思います。そしておそらく「営業」という仕事は私には向かない職業だったのだと思います。

人には向き不向きがありますから後悔はしていません。1つ勉強になったと、そう思っています。

営業職を退職、飲食業界へ転職

退社後、私は飲食店に就職しました。店舗の調理場で働いています。もちろん、営業とは違って自分の頑張りがすぐに給料に反映される訳ではありません。

それでも「接客業」というのが私に合っているのか楽しく仕事をしています。もちろん飲食店も時にはお客様からクレームがあったり、言いがかりをつけられたりという事もありますが、営業職時代に比べれば何てことはありません。

どんな仕事でも、どんな人にも必ず「向き不向き」があると思います。

私とは逆で接客業なんて嫌だと思う方も居ると思います。実際に働いてみるまでは、その仕事が本当に自分に合っているのか分からないものです。

入社してから「こんなはずじゃなかった」と思わないような仕事選びをするのは難しい事だと思います。

仕事は人生の大半の時間を費やすものですから、自分に合っている仕事を選びたいですね。

私のように「稼ぎたいから!!」と簡単な思いだけで決めてしまわないように気をつけてください。

転職は自分のキャリアアップに繋がるものです。しかし上手くいくか失敗してしまうかは本人次第です。

確実にキャリアアップに繋げるために転職には時間をかけて考える必要があると思います。

私は家族を養っているわけではなかったので、ダメージが少ないと言えば少なく済みました。

家族が居た場合は「合わないからまた転職する」と簡単には言えないと思います。

そうならないためにも、やはり転職には時間をかけるべきですね。自分の「やりたい事」を優先するのか「出来る事」を優先するのか人それぞれだと思いますが、私のような身も心も削られてしまう人が減ると良いなと思います。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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