転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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入社してわかった広告代理店の内情!無駄な業務の連続に6ヶ月で退職

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広告代理店のイメージとはかけ離れた職場

広告代理店と聞くと、どのようなイメージが湧くでしょうか?

一般的に華やかな世界と思われがちですが、実際には締め切りに追われボロボロになりながら会社に寝泊まりしている制作部、毎日タウンページを見ながらローラー作戦で電話をかける営業部など、華やかさとは懸け離れた泥臭い世界でした。

私が就職したのは転職媒体を扱う某大手広告代理店の地域代理店で、社員は100名ほどいました。

そのエリアの一番のビジネス街にある華やかなビルに入っているその代理店は、HPで描かれているイメージや理想とはほど遠いものでした。

20代前半の女性営業が、夜の繁華街に支払い回収に行き日付が変わってから帰ってきたり、制作部のメンバーは寝袋持参で常にカップラーメンが机の上に置かれている状態で混沌としていました。

まるで幼稚園のような工作をさせられる理解できない仕事内容

私の職種は営業アシスタントで、主に営業のサポートと簡単な求人広告の作成でした。ネット媒体の広告は、制作部が実際に取材に訪れ作成しますが、紙媒体は営業アシスタントもしくは営業が作成することが多々ありました。

この業務が一番まともで、広告代理店としての仕事をしていると実感できた作業でした。

営業アシスタントの業務内容で一番驚きかつ馬鹿馬鹿しく、時間の無駄だと感じたのは、営業ツールを作ることでした。

営業ツールというと一般的には、パワーポイントを使ってプレゼン資料を作ったり、エクセルで数値を表にしたりということをイメージすると思いますが、私の行っていた業務は営業の顔が映った写真切り取って、画用紙に描いた蜂の顔の部分に貼りつけ、それを壁に貼るというものでした。

何を作っているかというと、蜂を各営業とし、受注が取れたら一歩前に進め、ゴールの蜂蜜に近づいたことが一目でわかるようなものを作成していたのです。

他にも営業アシスタントが数名いましたが、彼女たちはキャッキャと楽しそうに図工に勤しんでいました。

私はその傍でこんな作業のために自分の時間を割いていることに非常に焦りを感じ、こんな会社を選んでしまった自分を呪いました。

大の大人しかいないこの空間で、こんな物を作る羽目になるとは、学生の時に思い描いていた仕事と全く違うもので唖然としました。

この営業を盛り立てるツールを作るために、なんとアシスタント部はアイデアを練り、会議を行いました。

今思い出しても馬鹿馬鹿しくてとても社会人の仕事と思えません。

毎日無駄な残業をさせられる社風に耐えられず6ヶ月で退職

転職を決定付けたのは社会の見えないルールでした。

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それは上司が帰るまで帰ってはいけないというもの。

現在では考えられないかもしれませんが今から10年前の中小企業にはざらにあったかと思います。

帰る前にチームリーダーと1日を振り返るブリーフィングがあったのですが、チームリーダーは規定の退社時間になっても全く声をかけてくれません。

入社当時からこの社内の習慣に疑問を持っていた私は、退社時間が近づくと自分からチームリーダーに声をかけていましたが、後何分と何回も後回しにされ結局仕事が終わった5時半から21時まで待ちぼうけをくらう日々が続きました。

途中から気づいたのですが、これは営業が帰ってくる19時以降にアシスタントがいない という状況を避けるためにこのような馬鹿げた習慣がはびこっていたようです。

19時以降に営業が帰ってきて、営業がアシスタントに何かを頼むわけではなく、大学サークルのような雰囲気を醸し出して皆に仲良しごっこの連帯感を持たせるための会社側の作戦だったと思います。

朝一で出て行く営業が夜になって帰ってきて初めて、営業部・制作部・アシスタント部が揃うのです。

そして営業の仕事が終わる21時以降に行われる飲み会も多く、今思うとチームリーダーは、飲み会に参加させるためにその時間までアシスタントを社内にとどめていたと思います。

この会社は、平均年齢が20代なかばの若い人しかいませんでした。

結婚をして家庭を持っている人にはとても勤まらない会社の典型だと思います。

毎日朝から晩まで会社に缶詰、身になったのは我慢強さと忍耐力がついたことだけでした。

こんな馬鹿げた毎日を過ごしていたら、せっかく仕事で身につくことができるはずの専門知識や能力が身につかないと焦り約6ヶ月で退職しました。

退職を決意してからの1ヶ月は、退社時間後もダラダラと社内にいることはやめましたが、その時からチームリーダーの体調はみるみる悪化。

おそらくみんな一緒に一丸となって頑張ろう!を地で行く社内の風土、社長の方針に合わない私が目について上からお叱りを受けたのだと思います。

この会社、3ヶ月ごとにスタッフが入れ替わる、非常に出入りの多い会社でした。

見切りの早い人は正社員入社であっても翌日にはドロン!もありました。

約6ヶ月でしたが、会社というものは入ってみなければわからない、そしてこんなにも自分に合わない会社があるものだとつくづくと感じた経験でした。

次に転職した先は社長含め3人の小さな商社でしたが、なんでも任されいろんな業務に携わることができ無駄な6ヶ月を短期間で埋め合わすことができた気がしました。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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