転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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派遣会社がリーマンショックの影響を受け減俸!金融系の人事の仕事に転職

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派遣会社での営業管理職で働いていたときの苦労

派遣会社に勤めていました。

派遣会社といっても色々ありますが、製造派遣専門の会社でしたので、若くて元気なガテン系の子を対象としていました。

職種は当初、事務職として入社したのですが、いつの間にか現場へ回され、派遣社員のフォロー(主に派遣先や同僚の愚痴聞き)、派遣先のフォロー(派遣社員のクレーム対応や採用計画などの折衝業務)をメインとし、派遣社員の給与計算・労務事務、派遣先への請求等の事務処理まで幅広くやっておりました。

人材ビジネス業界は特殊な業界ですので、これらを職種でいうのは難しいのですが、強いて言うなら「営業管理職」という言い方になるかと思います。

電話が手放せない!派遣先や派遣社員からひっきりなしに電話が来る!

ルーティン業務は勿論あるのですが、何せ人間相手なので予定外の仕事が次々に入ってきます!本当に毎日が「お祭り騒ぎ」でした。

派遣先からよく掛かってくる電話は「●●(派遣社員)が出勤してこないので電話をしたが出ない。そっちからも電話してみて!」とか、「この前入った●●(派遣社員)が全然仕事が出来ない!何とかして!」とか、「いつになったら人を入れてくれるんだ?」というものがトップ3。

派遣社員からは「●●が嫌い!」と言った日常茶飯事な「案件」から、人生相談、恋愛相談まで幅広く・・・。

とりあえず「ぼや」のうちに火を消さないと大事に至ることも多いため、ルーティン業務は後回し。

しかも派遣先が24時間稼働しているため携帯電話も手放せず(時々労災もあるため)、派遣社員・派遣先共々夜中でもお構いなしに電話を掛けてきました。

リーマンショックの影響で給料が3割減!転職活動開始!

派遣社員も派遣先も、みんな言いたい放題!やりたい放題・・・その割には会社に評価されず、給与が見合わない!・・・。

転職しようと思った一番大きな理由がこれでした。

給与は体のいい「年俸制」で残業代はなし。

派遣先のことは担当にまかせっきりで上司も機能せず、結構なストレスを抱えていた毎日でした。

そんな頃、リーマンショックで派遣業界は真っ先に大打撃。

「派遣切り」という言葉が連日報道される中、会社が動きました。

「この情勢の中の痛み分けとして、給与を減俸します」・・・と。

しかも3割の減俸・・・。

すぐに上司に抗議をすると「知ってるよ?違法だって言いたいんでしょ?だから?」と言われました。

さすがに言われませんでしたが「嫌なら辞めたら?」という、上司の心の声が聞こえた瞬間でした。

キレましたね、さすがに。

日々の鍛錬でストレス体制は相当強くなっていましたが、本当にブチ切れました。

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経験を活かせる派遣会社か、人事系の仕事に絞って転職先を探した

今までも辞めるタイミングは沢山たくさんありましたが、その都度、担当の派遣先・派遣社員を何となく見捨てられず、いつしか12年も経っていました。

いつも自分の気持ちは後回し、常に派遣社員・派遣先のことを考えて仕事をしてきました。

しかし今回に関しては、その時の上司の態度が忘れられず、評価をしてくれない会社にもそろそろ見切りを付けなければ・・・と一念発起して転職活動を始めました。

まずは色んな求人サイトに登録。DODAやリクナビNEXTの大手から始まり、もちろんエージェントにも登録しました。

職歴のレジュメを入力していると「こんなに色んな仕事をやってた(やらされてた)んだ」と痛感。

会社に対しての腹立たしさが益々込み上げ「今回の転職は絶対に成功してみせる!」と強く強く思ったものです。

年齢的にも新しい職種にチャレンジするのは無理。

今までの経験を活かして自分を高く買ってくれる派遣会社か、業界問わず人事系の仕事にターゲットを絞り転職活動をしていました。

・・・その思いとは裏腹に、ターゲットからのスカウトはゼロ。

スカウトメールは、ほぼ保険会社と不動産業界のみ・・・。

これではダメだと思い、大手派遣会社に登録に行きました。

同業に登録しに行くのは正直、嫌でしたが背に腹は代えられない!

絶対に後悔しない転職をしてみせる!

・・・と自分に言い聞かせながら向かったことを覚えています。

金融系の人事の仕事に転職成功!休日に電話が鳴ることもなくなった

登録した派遣会社から「紹介予定派遣」という形で紹介を受け、現職に転職しました。

今は金融系の会社で人事の仕事をしています。

採用の仕事は今までやってきたことと同じですが、何せ金融系なので文化が全く違い、それに馴染むまで相当苦しみました。

今の会社は大手なので、前職とは会社の規模も全く違うし、皆、分業制です。

今までは同僚同士で助け合ったり、声を掛け合ったりしていたので、つらい中にも仲間たちとの強い絆がありましたが、なんだか表面的なことを右から左へ流していく・・・という仕事のやり方にも最初は戸惑いました。

ただ段々とそれにも慣れてもうすぐ5年が経とうとしています。

私と同じく異業種から入社した者同士でたまに愚痴を言い合いながら頑張っています。

忙しくて忙しくて空回りしていたあの頃のことが、たまに懐かしくなったりもしますが「あの時は随分と肩肘張ってたなぁ・・・」と恥かしく思ったりもします。

年収も前職より150万上がりました。プライベートな時間に電話が掛かってくることもなく、ライフワークバランスが取れているので、ストレスもほとんどありません。

今はあの時に決断して本当によかったと思っています。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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