転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

みんなの退職体験談

意見を聞かない経営者にうんざり!ファッション小物制作の会社を退職

更新日:

ファッション小物のサンプル製作の仕事でパートとして勤務していた

職種 ファッション小物制作

主婦の私は2年前まで、2人の子供達が保育園から高校生になる迄の10年ちょっと、パートではありましたが、個人経営のファッション系制作会社で働いていま 送別会もお花も辞退して、 た。

きっかけはそこの社長が近所のママ友の知り合いで、私自身、外で働きたかったのと、細かい作業も好きで、かなり興味があったことも手伝って、自宅での内職作業から始まり、1年後にはパートとして会社に通い務めることになったのです。

最初の3年位は無我夢中でした、子供達もまだ保育園と小学校低学年で、夕方18時迄にはそれぞれお迎えに行かなければいけないし、仕事が途中なら家に持ち帰り制作しなければ間に合わない程、忙しい毎日でした。

主な仕事内容は、主にファッション小物のサンプル制作、そのサンプルがクライアントから発注されれば、量産に向けての下準備、数名の内職者の方への技術的な指導、納期管理、納品・発送作業等。

従業員10名ほどの小さな会社であった為、全てを自分でこなさなければならず、本当に激務でした。

10数名の中に社員も4名程おりましたが、全く意識の低い、社員としての自覚のない人ばかりでした。

そもそも、社員やパートの採用方法も適当、内職作業者から引っ張ってくるのが常で、積極的にバリバリ働きたいと言うよりは、個人事業だから融通きくし、遅刻早退もOK、それで15~16万は貰えればラッキー位の感覚なのでしょう。

内職者の方々も子供が小さくて働きに出られないとか、お年寄りの介護で働けないとか、様々な事情を抱えた人をメインに成り立っている次第です。

私が入社する時も、子供が小さいうちは、子育て最優先、仕事は他の人に任せて帰っていい、社員のサポートをしてもらいたいと言われていたのです。

それでも私は、任された仕事に対して途中で投げ出したりすることが苦手、パートとは言え責任を持ってやり遂げなければと思っていました。

それに周りの人も自分の仕事で精一杯で、他人の補助なんてとてもできるような状況ではありませんでした。その結果、見て見ぬふりが始まりました。

結局、自分がクライアントのイメージにハマる→発注がつく→大量発注がくる→この連鎖になるので、良いサンプルを作れる人は常に多忙なスパイラルから抜け出せない訳です。

社員のうち1名は正当に仕事をしている方でした。

残りの3名は自分達でも自覚があるようで、本当に仕事が出来ない上、やる気も全くゼロ。

なのに開き直っていて、口ばかりは達者なんです。

パートに頼りきっていて、社員もパートも仕事内容は全く同じです。

もちろんパートは時給、社員は月給制です。

いくらご近所さんの寄せ集めでも、一応会社なのだから、メリハリをつけないと仕事とは言えないと思っていました。

しかし、経営者自らが公私混同しているような調子でしたので、そういった態度や言動が従業員にも伝染してしまっていたんだと思います。

すべて他人任せの経営者な上に、給料は全く上がらない!割に合わない仕事

賃金面では、途中、売り上げが減ったからと社員はボーナスカット、昇給なし、有給なし。

私はパートでしたが10年ちょっと務めた期間、昇給した額は100円あまり。

もちろん有給はありませんでした。

それなのに経営者は設備投資もろくにせず、社員教育、研修などもほとんどしませんでした。

自分のスキルを上げるのは自分次第的な考え方らしく、街へ出て情報を仕入れろだとか、常にアンテナを張り巡らせてサンプルに活かせだとか、無謀な要求ばかりしてくるようになりました。

スポンサードリンク

そもそもみんな素人なので簡単にはいきません。

美大卒、デザイン学科卒なんて人は1人もいないのです。

私も見様見真似で何とかアイデアを絞り出していた状況です。

経営者はひどい時にはデザインをパクってでも構わないと言うような事も口にしていました。

自分では考えられないので、発注に繋がるデザインが欲しかったんですね。

クライアントに採用されない時は、烈火の如く怒りはじめ暴言を吐きます。

パワハラですよね。

当初私達の給料にはデザイン料などは全く含まれておらず、後々みんなの不満が出て、発注個数の中から1%還元するシステムになりましたが、単価が低いのでたかがしれている感じでした。

会社を思っての意見にも耳を貸さない経営者に幻滅、退職を考えた

私自身割り切って、パートなのだから、子供が小さいうちは頑張ろう、他へ移っても同じような事はあると、自分に言い聞かせてきた部分があると思います。

2人のパート仲間とはとても良好な関係を築けていたので、一緒に働けることがとても楽しかったのです。

ただ経営者に対して意見や反発心が多くなり過ぎて、辞めたいとかなり長期間思い続けていました。

結局、経営者は自分の利益、扱いやすい人材が優先。

私や他の2名のパートは、仕事の取り組み方に対することや、こうすれば向上すると言うような意見を良かれと思ってあれこれ言い過ぎ、求め過ぎたのでしょう。

しかし、そうやって一生懸命利益をあげようとしていた人材を煙たがって、ただただ就業時間を無駄に過ごす給料泥棒的な人材を傍に置く事を選んだのです。

出来る人がやればいい、小さな会社だから助け合うべきと都合のいい理由をつけて。

何も出来ず、他人任せの経営者でしたが、自分のやり方にケチつけられるのはプライドが許さなかったのかもしれません。

だから出る杭はガンガン打って、文句ひとつ言おうものなら辞めてくれて結構と言うような姿勢でした。

はっきり言って、私には企業の歯車の一部になる方が向いているのだなと感じました。

自分のやり方を変えようとか、社員の意見を取り入れようなどとは微塵も思っていないのです。

自分の王国を築きあげ、王様に君臨して、従わない人物は切り捨てる。

何年もそのやり方でやってきた人に対して、私は自分が無駄足を踏んだなぁと思うばかりです。

それにしても、経営者の言葉で、うちの会社は自由が売りで、子育て中の母親を応援し、売り上げはみんなに還元するなんてほざいていたのが、ちゃんちゃら可笑しくて、思い出すと笑ってしまいます。

社風が自由と言うのは、しっかりした基盤がある上での事。

自由=やらなくてもよいこととはき違えてしまう人にとっては何の意味もないと思います。

最終的に退職!個人経営の会社は、経営者の質にとても左右される

私はたまたまこんなところに捕まってしまいましたが、大変立派な個人経営者の方々はたくさんいらっしゃると思います。

最後の最後は、一応デザインの主軸を担っていた私も含め数名で一斉に辞める話しを進めたのですが、3名だけが辞める結果になりました。

如何に私達が貢献していたかを分からせようとしましたが、それも無駄だとすぐ分かりました。

様々な意見を取り入れ、改善してきたならば、もっと素敵な会社になっていたことでしょう。

これ以上ここで無駄なエネルギーを消費せず、次の職場のために温存しておこうと、 送別会もお花も辞退して、 静かに退職しました。

そんなことするつもりもなかったかもしれませんが。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



<よく読まれている人気記事>


-みんなの退職体験談

Copyright© , 2024 AllRights Reserved.