転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

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セミナー講師の個人事務所からコンサル会社の経理へ未経験で転職

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個人事務所でセクハラ!直接被害はなかったけどやる気は激減し退職を決意

以前、セミナー講師の個人事務所で働いていました。

事務所の構成人員は、講師(以後、先生と記載します。)、私、後輩(女性)の3人。

先生は当時、その業界では売れっ子で、基本は講演や打ち合わせ、会食の外出が多く、事務所にいる時は彼を訪ねての来客がひっきりなしに続きました。

忙しくはあったけど、セミナー運営に関する準備作業で様々な知識を得ることは面白かったし、仕事量も、二人の事務員で適度に頑張れば捌ける量でしたので、居心地はとても良かったです。

ところがある日、先生が後輩にセクハラ行為を行い、このことが拗れて後輩が急に事務所を辞めてしまいました。

それからというもの私の仕事は倍増してしまったのです。

なるべく要領を踏まえて、彼女のやっていた業務をカバーできるように務めましたが、それにも限界があり、仕事がうまく回らなくなってしまいました。

何よりセクハラの件に関しては、先生から釈明が一切ありませんでしたので、次第にモチベーションも下がってしまい、先生に頼み込んで採用してもらった新しい人員が採用されて、ある程度の業務の引き継ぎができた時点で転職を考えるようになりました。

サイトで情報を得て転職活動!初めての経理の仕事に挑戦!

さて、私は当時30代前半でしたが、職安に行って事務職で適当な案件を探すもうまくいきません。

そのため、派遣の登録と転職斡旋会社の登録を行いました。

派遣は大手の会社でしたが、自分の条件にあう仕事には巡り会えず、結局一度も紹介を受けることはなかったです。

一方、外資系の転職斡旋会社では、こちらの希望がかなって紹介してもらえる案件がありました。

ネットで見る限り、専門性や高スキルの人材を欲していた外資の転職サイトで自分にとっては敷居が高く、連絡を躊躇したのですが、駄目元でコンタクトを取ったかいがあったというものです。

これはと思う案件にまず一社応募しました。

ビジネス街にある小規模のコンサルタント会社で、業務内容は前職と重なる部分が多分にありました。

ただ、自分が経験したことのない経理業務が必須業務でした。

それでも、このタイミングで新しい仕事にチャレンジして、スキルアップを図りたいと思っての応募でした。

一方で、競争率が高い上に、悪く言えばスキル不足の自分に声がかかるとも思っていなかったのですが、運良く面接の機会をいただけることになりました。

即採用されるものの、引き継ぎが中途半端で経理の仕事に苦戦

面接は社長が行いました。

さすがコンサルタント会社の社長、卒なく質問が進み、いい感触なのか、脈がないのか、その時は全くわからなかったのですが、とにかく話は弾みました。

いい経験ができた、と満足していたところ、翌日には転職斡旋会社から採用希望の連絡をいただけました。

すぐに先方に出向き、契約書にサイン。

現職はすでに退職日が決まっていたので、その翌週から新しい職場にお世話になることになりました。

こうして新しい職場でスタートを切ったのですが、業務に慣れるまでは大変な思いをしました。

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先方には私の前任者がおり、面接では引き継ぎにおいて心配はないと聞いていたのですが、なんと前任者は3日後には退職してしまうとのこと。

わずか3日のうちに疑問点を洗い出して、業務を形にする必要があり、とにかく必死で前任者の言うことをメモにとりました。

業務の全体像がわからないうちに前任者はいなくなってしまい、その後わからないことを聞こうにも、頼みの社長は営業で外回り。

前任者とは、退職後のメールでのやり取りを約束していたのですが、忙しいのかほとんど連絡をいただけることなく、焦りと共に時間が経過していきました。

(今回だけでなく、なぜか転職した際の前任者には、辞めた会社とその後の接触を避ける傾向がある気がします。)

特に未経験だった経理業務には難儀しました。

会社の同じフロアに親会社の経理担当者の女性がいて、最終的にわからないことは彼女に聞くように言われたのですが、彼女との信頼関係がまだ構築されていない上に私の質問が全く要領を得ず、忙しい相手に不快な思いをさせることがしばしば。

仕事の何割かはうやむやになってしまいました。

こうなると、何か行き届かない業務が発生して、これではいけない!という状況になって初めて対処して経験を積む、という繰り返しになり、採用から3ヶ月間はまさに会社にいながら綱渡りをしているような気分でした。

(その状態があまりにもストレスだったため、一度社長に辞意表明した程です。)

そうこうしながらも、3ヶ月を過ぎた頃、ストンと腹に落ちる感じで業務が形になる瞬間がありました。

以後は、自分に足りないスキルも見えてきたので、都度必要な勉強をして補い、一年後には随分居心地のいい職場になりました。

即戦力になれなくても気に病まず、着実に経験を知識を重ねていく

転職の際は、これまでの経験を重視され、即戦力になることを求められる部分がありますが、新しい環境に慣れるまである程度の期間が必要なのは誰しも同じなので、そこに変なプライドはいらないと思います。

また、こうして当時を振り返ると、転職を決意した事情はどうであれ、結果的にスキルアップを狙った転職をして正解でした。

私の場合は経理業務でしたが、未経験の業務も実際仕事として日々取り組むうちに、確実に自分のものにすることができますし、そのスピードは職場を離れて資格の勉強ばかりするよりも遥かに早いものだったのではないかと感じています。

また、特にお伝えしたいのは、わからないことができたら「自分のために」誰かに食い下がってでも明らかにする努力をすること。

業務が滞って社内で問題になった場合、他の社員に迷惑がかかるようなことがあればもちろん罪悪感を感じますし、自尊感情が下がりモチベーションが下がり業務に悪影響を及ぼす、という悪循環になりかねません。

自分の状態をよく保つことは、社内の雰囲気をよく保つことにもつながり、周りで一緒に仕事をする人達の気分にも影響しますで、ぜひ意識して欲しいです。

個人的に、これから転職を考える人には、難しいことは考え過ぎずに自分の経験値を上げるチャレンジをしていって欲しいと思います。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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