転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

転職失敗者のアドバイス

会社は倒産寸前だけど最後まで勤務した!転職は早めにやったほうがいい

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業績の悪化に、雇われ社長が解任!会社の存続が怪しくなってきた

それは私がファミレスを運営する会社の本部事務員をしていた時のことです。

親会社の営業所に間借りをする形でビルの一室に事務所を構えた小さな会社の社長は、完全に親会社の「雇われ社長」でした。

昨今の安価なファミレスと違い、正当な和食を提供している私の会社の店舗はどこも売り上げが伸び悩み、会議の度に社長はひどく責められているようでした。

いつもいつも倒産、吸収合併、親会社の「外食部門」になる等の話題が出ていましたが、なにしろまだ分社してから間がないのであまり気にしていませんでした。

しかし、突然にその雇われ社長の解任が決まりました。

あまりの赤字にもうだめだということで、経費削減でまっさきに切られてしまったのがその「雇われ社長」でした。

そして次に来た社長は親会社からの出向という事でした。

店舗は1つ、2つと閉鎖してゆき、これはこの会社はもうだめなのではないかと心配していたのですが、私が言われた事は「事務所が移転しても通えるか?」でした。

私はこの傾きかけた会社には1期目の時に求人募集で入社したので、とても愛着がありました。

社長にもとてもよくしていただいていたので、退社すると聞いた時にはあまりのショックにトイレで泣いてしまったほどです。

でも、私は当時シングルマザーでした。

はっきりいって人の心配ばかりしている場合でもなかったのです。

会社の移転が決定したけど便宜を図ってもらえたことで辞めずに残留

移転先を聞いてみると、親会社の本社ビルの一室という事でした。

今までは車で15分の距離だったし制服のまま出勤できたのでとても楽でしたが、これからはそうもいかなくなります。

なにより子供の学校行事等の時は「中抜け」をしていたのですが、これからは丸一日休むことにもなります。

そして急な呼び出しにも対応できません。

無理だと伝えて転職の覚悟を決めました。

ところが、部長や課長が「1期からいる仲間だから」と掛け合ってくれたという事で、営業中のファミレス店舗の2階に事務所を構える案が浮上してきました。

そこなら車で30分ほどの距離です。

なんだか申し訳ないなと思ったのですが、私が退職したらまず引き継ぎをできる上司が誰もいないのです。

経費削減や、危機感を感じた若い社員がどんどん退職していってしまったので、上司は全員ファミレス店舗に入り、普通にファミレスの店員をしていたのですから。

新人さんに付き添って仕事を教える人が誰もいなくなってしまうのです。

そんな訳でこの時はくびの皮が繋がりました。

先がないのは目に見えている会社ですが、本当に事務所が閉鎖、移転するまではここで働こうと考えていました。

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会社の閉鎖が決定!有給消化中にも頻繁に呼び出され無休で働くことに

しかし、それから一向に移転することもなく、閉鎖することもなく、倒産することもなく3年も過ぎてしまいました。

その間も人は減り、私が入社した時には9店舗あったファミレスも5店舗にまで減っていきました。

給料も当然昇給することもなく、ずるずると過ごしていたのですが、私もどんどんと歳をとっていきます。

転職も大変だろうなとは考えていました。

そんな時、移転どころが3か月後に閉鎖という話が舞い込んできました。

確認すると、本当の事だということで。

ああ、ついに来たかという感じです。

これは事実上の倒産です。

隣の本社営業所の所長さんが「うちの事務員になればいい」と言ってくださったのですが、隣の営業所の事務員さんの給料がとても安いことを知っていたので丁重にお断りしました。

そして3か月後、本当に事務所は閉鎖です。

私は給料の締めの関係で月半ばで退職をして1か月は有休消化という形でしたが、残った事務仕事ができなくて困っている上司に呼び出されてほとんど毎日会社に無給で通っていました。

もうこれは人情というかしかたがなかったのです。

意外と簡単に就職先が決まったが、業務を覚えるのにとても苦労した

残りの仕事も終わってまずはハローワークに行きました。

なかなか思い通りの求人はなかったのですが、そんな事を言っている場合でもないのでちょっと自分にはあまり向いてないだろうなという業種の事務職に応募してみました。

面接をしてくれた所長さんが気さく方でなぜか会話も弾み即決していただきました。

ほっと一安心、意外と簡単なんだな等と思っていたのですが。

初出勤の日からもう凹みました。

なめてかかっていた分ショックも大きかったです。

前の会社には11年いて、もうベテランの顔をしていたので、なんというか、この人に教えてくださいという感覚が久しぶりでとても緊張してしまいました。

そして、自分には向いていない業種という事は分かっていたのですが、本当に後悔しました。

理数系というか、もうダメなんです。

教えてもらってもいまいちチンプンカンプンで。これは長くは続かないと思いました。

転職は若いうちにやったほうが良い!仕事を覚えるのも一苦労だった

毎日会社に行くのもつらかったのですが、仲良くしてくれる同僚もできてなんとかまともに働けるようになるまでなんと半年もかかりました。

これは私があまりにもこの業種に向いていなかったというのもあるのでしょうが、やっばり、歳をとるとなかなか物覚えも悪いんです。

給料も良いので頑張ってやっていましたが、もう正直転職はしたくないです。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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