転職チャレンジ!〜会社を辞めたい人の為の仕事の探しとやめ方まとめ

会社辞めたいと思った体験談

退職はしなかったけど何度も辞めたくなった住宅メーカーの経理の新入社員時代

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住宅メーカーの経理部門に入社!決算期で引き継ぎまで放置される

私が新卒で入社したのは、大手住宅メーカーの経理部門でした。

今からもう10年以上前になりますが、当時は社員300人~400人規模で経理部門は15人程、ほとんどが男性で、完全に経理部門の業務をしている女性は私くらいでした。

配属されたのは4月。

経理部門が一年で一番忙しい時期です。

何も分からない新入社員に仕事を教える時間的余裕も精神的余裕も無く、決算業務が落ち着くまで、私はほとんど業務マニュアルを読みながら電話番をしていました。

と言っても業務マニュアルは実務レベルのものではなく、全く参考にならず、電話もひっきりなしにかかってくるわけではないので、時間を持て余し、当時はとても苦痛でした。

いざ教えてもらうようになったら、教育係の先輩のいじめに耐え抜く毎日

決算期が落ち着 き、やっと仕事を教えてもらえる段階になりましたが、今度は更なる困難がやってきました。

何人かの先輩から引継ぎを受けるのですが、メインで仕事を教えてくれる先輩がとても不親切で、大変な思いをしました。

その先輩は当時40歳前後の経理経験が長いベテランだったのですが、とにかく人に何かを教えるというのに不向きな性格でした。

説明が下手で、手順も不明確。

何のためにやる作業なのか教えられずに、作業を一通り見せられて、はい教えたからやってみて、と投げられます。

必死でメモを取ってはいるのですが、何しろ質問すらさせてもらえず、メモをとる時間すら与えられません。

とりあえずやってみるものの、当然途中で分からなくなったり、教えられた作業とは違うパターンが出てきたりして 、教えて下さいと聞きに行くます。

すると「さっき教えたでしょう?」とため息をつかれ、「じゃあもう一回教えてるから今度は覚えてね」としぶしぶ説明してくれるのです。

何度も何度も同じことを聞いているわけはありません。

しかも、その方は思い込みが激しいタイプで、教えてもらっていないことも、独り言のようにつぶやいただけでも、「教えた」と自分では分類しているようなのです。

私は新入社員なので口答えもできず、何が逆鱗に触れるか分からないため、毎回びくびくしながら質問しに行き、何とか仕事をこなすという毎日を送っていました。

その人以外は、付き合いやすく質問にも優しく応じてくれる普通の方ばかりだったのですが、「自分は新入社員で、私よりも周りの人の方が、付き合いが 長いのに、周りの人にその人の悪口を言うのは失礼ではないか」という思いがあり、当時は同じ部署の人にはグチもこぼせず、トイレでこっそり泣くというという日々でした。

今から思うと、よく自分でも良く耐えたなあと感心します。

引継ぎが落ち着いて、会社にも慣れた頃には、その人が問題社員であることが、周知の事実になっていることが分かってきました。

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社歴が長いため仕事は出来ますが、とにかく嫌味な人間性で、皆、「たまに話すくらいはいいが、一緒に仕事はしたくない」と口を揃えて言うのです。

何故そんな人間を新入社員の教育係にしたのか。

当時の上司はいい方でしたが、それだけは今だに恨んでいます。

引継ぎが終わると、今度は残業漬け!精神的にもギリギリに

精神的に大変だった引継ぎが終わ って、一人で業務を回せるようになると、今度はとにかく忙しく、残業残業の毎日が待っていました。

経理業務というのは、1円でもお金を使うと1つ仕事が増えるという感じで、キリがないのです。

同じ作業を何度も繰り返し、やっと終わったと思ったら次が来る、という感じでした。

10年前なので、経理のシステムも整っておらず、今と比べると手作業の割合が多かったのも、効率が悪かった一因だと思います。

私が入社する前は、すべて手作業という時代もあったようなので、パソコンが導入されて、業務が簡略化される過渡期にあたっていたのでしょう。

経理部門は男性が多く、残業や休日出勤はあって当たり前という部署でした。

特に決算業務のある時期(4月と10月)はひどくて、朝9時に出勤して夜10時頃帰る のが日常化、休日出勤もして、その日だけは夕方6時に帰れるので嬉しいな、という、今考えると異常な状態でした。

20日連続出勤なんかもしました。

それでも私はまだマシな方で、男性先輩社員はもっと休めなかったようです。

マシといっても、朝9時に出社して時計を見て「ああ、12時間後にもまだ自分は仕事してるんだな~」とウンザリする毎日でしたが。

仕事中に息抜きの時間があればまだ良いのですが、何しろ経理というのは一日中パソコンに向かっているばかりの仕事です。

周りもそうなので、ちょっと席を外すと目立ちます。

必然的に12時間以上パソコン作業になります。

そんな毎日を続けていると、疲れるというのを通り越して、マヒしてしまいます。

仕事以外の時間はとにかくボーっとしていました。

ボーっと帰宅しながら、電車をボーっと待って、ボーっと「このまま電車に飛び込んだら楽になるなあ・・・」と思ったりしてました。

何度も退職を考えたけど辞めなかった理由

先輩に引継ぎでいじめられたり、決算期で残業漬けで休みたいタイミングで休めなかったりした時には、退職もたびたび考えました。

しかし、その会社には今も在籍しています。

退職を考えても、グチをこぼす程度で解消でき、働いたらその分の残業代は出ていたので、辞めるには至りませんでした。

新入社員が数ヶ月で辞めて、新しい職場が見つかるのか不安もあり、転職には踏み切れませんでした。

当時はつらかったですが、つらかった分、あの頃よりはマシだと乗り切れることが多い気もするので、得られたものも多かった気がします。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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