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歯科衛生士からDTPオペレーターへ転職!資格があっても一生安泰ではない

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国家資格があれば一生安泰!と歯科衛生士の資格を取得

高校2年生のときに卒業後の進路をそろそろ決める時期になり、特にやりたい事もなく進路に悩んでいたところ、両親から国家資格さえあれば一生安泰だから、何か国家資格をとりなさい。

と言われ、特に興味は無かったが身近な国家資格を持っている人と言えば、いつも通っていた歯科医者で働いている歯医者のお姉さんがいいかなぁと思い、歯科衛生士国家試験受験資格を与えられる短大に入り、2年後無事国家試験にも合格し私は歯科衛生士になりました。

歯医者の数はコンビニの数より多いとはよく聞いていましたが、短大の就職課には10センチほどの分厚いファイルに求人票がぎっちり入っていて、その分厚いファイルは5冊ほどあり、就職先には困りませんでした。

初めての就職先を選ぶときに、まず通勤距離、その次にお給料、福利厚生をチェックし、どこもたいして変わらないので、仕事帰りにお買い物ができるからという理由で銀座にある歯科医院に面接に行き、即採用になりました。

院長1人、衛生士1人に治療台が2台の小さな歯科医院でした。

院長は女性で40歳くらいで、とても几帳面で異常なほどのきれい好きでした。

診療室や受付、トイレ、レントゲン室、医局を毎日朝と帰りの2回毎日、天井と壁と床をドライシートで拭き、そのあとさらにウェットシートで拭いてから、掃除機をかけ治療器具の消毒に滅菌など、後片付けだけで2時間はかかります。

診療中はイライラしっぱなしで、そのはけ口はぜんぶ私でした。

物を床に投げつけたり、ヒステリックに怒鳴り散らされたり、いちいちすべての話し方や行動に文句を言われ、おまけに院長の昼食を毎日銀座の三越まで買いに行かされました。

ヒステリックな院長にもう限界!DTPオペレーターになることを決意

3か月が経ったころ、歯科医院の患者数が増えてきたので、もう一人歯科衛生士が採用されました。

彼女はとてもハッキリとした性格で、どんなに患者さんがいて忙しくても1分でも自分のお昼休みの時間になると、休憩に入りますと言い、きっちり1時間休憩をとる人でした。

もちろん院長とも激しくぶつかり合い、歯科医院の雰囲気はとてもピリピリして、息苦しくなりました。

彼女が入社して1カ月が経ったころ、結婚するのでハネムーンの2週間休みます。と言って、院長はしぶしぶ了承しました。

その2週間、私の仕事は彼女の担当の患者さんのぶんも一人でやるので2倍になり、毎日12時間以上働いて残業代はもちろんありません。

院長の気嫌も悪く毎日毎日ヒステリックな怒鳴り声や私に対する文句に、精神的にも限界を感じ、転職を決意しました。

もともと好きな仕事ではなかったし、とても狭い人間関係の中で毎日怒鳴らる環境のこの業界は自分には向いてないなと思い、もっと人数がいる会社への転職を考えました。

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しかし、今まで歯医者でしか働いたことがなく特にスキルもないので、昔から何が好きで何が得意だったか、書き出してみました。パソコンが好き、本を読むのが好き、日記を書くのが好き、など忘れていた好きなことを思い出しました。

そんな時、本屋さんでDTPオペレーターという本が目にとまり、調べてみると自分に向いてそうだし好きな感じの仕事だなと思いDTPオペレーターの勉強をしようと思い立ち、歯医者での勤務の後に新宿にある夜間のスクールに6カ月通うという生活を始めました。

転職で失敗しないために、最低三次面接まである会社を選んで転職活動

転職を考えてから6ヶ月後DTPスクールもあとわずかで終了となったころ、院長に辞める意思を伝えそれと並行して再就職活動を始めました。

スクールに来ていた求人票やインターネットで求人を探し、6つの会社に面接に行きました。私が一番見ようと思ったのは、働いている人達の雰囲気や社長の人柄です。

面接が一回だけで即採用という会社はお断りし、最低3次面接まであるしっかりと社長や部署のリーダーと話をさせてくれて、現場の見学もさせてくれる会社を選びました。

そして5次面接までしてくれた社員50人ほどの印刷会に、DTPオペレーターとして採用されました。

残業が多い仕事でしたがすべてが新鮮でやりがいがあり、もう理不尽に怒鳴り散らされることもなく直属の上司とも意思疎通ができて、とても居心地よく働けました。

職種が違うとはいえ、なぜこんなにもストレスなく働けるのだろう? と考えてみると、やはり働くうえで人間関係が良好だとお互い意思疎通ができることが一番重要なんだなと思いました。

この会社は5次面接までの間に、一緒に働くことになる直属の上司やそのチームの人、社長ともたっぷり話をする時間をもうけてくれました。

頭ごなしに怒鳴ったり、感情的に向かって文句を言ってくる人は誰もいません。

仕事量も無理なものではなく、みんなで分担できるよう上司がうまくマネージメントしてくれます。

チームみんなで仕事をする喜びを知りました。

仕事には向き不向きもあると思いますが、何よりも一緒に働く人との人間関係がとても大切だと思います。

よく、どこに行っても何度転職しても自分が変わらないと相手も変わらないというのが定説ですが、私はそんなことは無くて自分に合う雰囲気の会社や同僚に出会う事がとても大切だと思います。

昔は面接って面倒くさいから、即採用がいい。と思っていましたが今は違います。

入社前に自分が実際働く人達の雰囲気を見る機会や、一緒に仕事をする上司と話す機会をくれる、自分の会社の人間に自信がある会社を探すことが一番重要だと思います。





2019年現在の今は転職の絶好のチャンスです。タイミングを逃すと転職が難しくなるのは間違いありません。

就職氷河期と比べ、好景気の今は完全な売り手市場。

企業も積極的に採用を進めており、条件面も格段にアップしています。

しかし、好景気には必ず終わりが訪れ仕事が無くなる時が必ず来ます。

実際に、『オリンピック前には状況がガラっと変わる。』と予測する専門家も少なくありません。

また、年齢とともに転職が難しくなるのは言うまでもないですよね。

将来的な転職を考えているのであれば、人生を失敗しない為にも、1日でも早く行動をする事をおすすめします。



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